TOP > ビジネスマン生き方論 (2005/04/23)
ビジネスマン生き方論の区分(資本家、経営者、従業員)
私は、前職はある企業の調査部門であり、経理や総務とはまったく無縁であるばかりか、専門バカであり世の中のことを全く知らなかった。(こう書くと今は世の中を知っているようだが、もちろん、今も知らない、程度問題である)。
なので、株式会社の仕組みやら、経済の仕組みやら、まったく無知であった。せいぜい、資本家は労働者を搾取している、程度の認識しかなかった。それが、この会計士の勉強を進めるにつれてわかってきて、さらに実務について、またわかってくる面があって、面白いことこのうえない。
経済って、よくできてるな〜。会計ってよくできてるな〜。
と感心することしきりであった。
さて、そうした中、実務従事し、いろいろな本を読んでいて気づいたのだが、世の中のビジネスマンには、3種類の働き方がある、ということだ。
その3種とは、資本家、経営者、従業員、である。
もちろん、資本家でもあり経営者でもあり、という人もいれば、資本家であり従業員という人もいるだろうが、それにしても、その重点はあるはずだ。
公務員などは従業員に入る。NPO、ボランティアなども現場の人は従業員、マネジメント側は経営者といってよいだろう。
会計士も、通常の社員レベルまでは従業員、代表社員レベルになれば経営者だろう。
以上の区分は、人によっては常識なのだろうが、恥ずかしながら私は人生30歳を越えるまで知らなかった。
(そりゃ株式会社の仕組さえ知らなかったのだから…)
そして、実務につくうち、この3者の資質は全く違うことに気がついた。
資本家・・・・お金を働かせよ!という派。「金持ち父さん」に代表される。ユダヤ金持ちの言葉・・・みたいな本もそうだ。
経営者・・・・ドラッガーを頂点とする派閥。死ぬまで全力で働け!という主張である。あやしげなマーケティング系もここに入る。
従業員・・・・「できる男」シリーズを代表とするスーパーサラリーマン。ソツのない優秀と呼ばれる人を目指す人たち。
資本家はいう「ラットレースを抜け出せ!」と。「自分は楽して、金を働かせろ!」と。投資の重要性を説く。そして「そのために知識、知恵実務の勘所を養え!」と。
経営者はいう「事業こそ命。顧客の満足が命。そのために何もかも犠牲にして事業のために働くのだ!さすれば、高給が待っている。」
従業員はいう「スーパーエリートになり、組織を利用し自分のやりたいことを実現しよう!余暇は楽しみ、引退したらまったりと暮らそう。とびきりの高給もないが、力をつければリストラもなく将来の不安もない。」
資本家はいう「目利きで勝負せよ」
経営者はいう「マネジメントで勝負せよ」
従業員はいう「組織をうまく利用せよ」
資本家はいう「お金は、お金自身に働かせてなんぼや」
経営者はいう「お金を組織でいくら稼ぐかが勝負だ」
従業員はいう「自分の価値をいかに組織に認めさせるかが勝負だ」
さてあなたはどこを目指すのだろうか。
私?私は、もちろんLive Long and Prosper!
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