Spok's Log U 過去LOG
(2002/1 - 2004/3)
会計士補2年目あたりからの不定期のぼやきです
閉鎖ご案内 投稿者:すぽっく 投稿日: 3月26日(金)00時01分43秒
さて、明日が三次試験の発表ですが、こちらは、これにて閉鎖といたします。
ながらくのご愛顧ありがとうございました。
またいつかどこかで。
お疲れ様です 投稿者:のりぶ〜 投稿日: 3月21日(日)01時54分20秒
>怒涛のような忙しさがつづき、気がついたら発表まであと12日である。
>ここ数週間は、毎日午前様で、よく身体がもったものだ。
お仕事、本当にお疲れ様です。
けど、4月、5月と、また忙しくなるのでしょうね。
頑張りすぎないよう、体調管理には
十分、お気をつけ下さい。
>「組織は社長の器以上にはならない」
確かにその通りだと思います。
父ちゃん(社長)、かあちゃん、ねえちゃん、
でやってる町工場は、勿論、社長の腕一つ。
けど、従業員ウン百人、ウン千人の企業も、
社長次第、ということは変わらないと思います。
組織は社長を超えられるか 投稿者:すぽっく 投稿日: 3月18日(木)00時13分22秒
よく「組織は社長の器以上にはならない」といわれる。
最近、それを実感することが多い。
業績不振の会社の社長はよくこういう。
「やってるんですけどね」(やってないでしょ。言っただけでしょ)
「やったことないことなんでね。なかなかうまくいかないんですよ」(未知の事に挑戦するのが企業家でしょ)
「経理なんて簡単でしょ。経理は利益を生まないでしょ」(簡単な事がなぜできないのだ?)
「うちの管理部門はレベルが低い」(お前が低いのだ)
「お客さんに迷惑がかかる」(仕入先には迷惑をかけていいのか?)
「事業計画なんて鉛筆舐めるだけで、無意味でしょ」(ただ真剣にやる気がないんでしょ)
そう言う社長はたいてい、ビジネスモデルは熱く語るが、具体的な数字に落とすことができない。やろうともしない。テキトーに部下に指示をしておくだけで、「数字が俺のところにあがってこない」などと文句を言う。
そして、会社内部では、部下が上司をバカにし、上司が部下をバカ呼ばわりする。
すべては、社長の器である。
一倉定氏の言うとおり、「ポストの色が赤いのも社長のせいだ」とつくづく思う。
会計士の資質とは・・・。 投稿者:すぽっく 投稿日: 3月17日(水)23時59分36秒
先日、あずさ監査法人の会計士が逮捕された。
報道によるとかなり悪質なようだ。
会計士としての一番基本的な資質がなかったことになる。
かの人を知っている人にきくと、なかなか出世頭で有名人だったそうな。
そのような出世頭が、この資質ということは・・・・・。
そして、監査法人の審査体制とやらも、頼りないものであることが明らかになった。
ま、それは現場をみていればわかることであろうが・・・。
これが新聞であまり大きな扱いでないことにびっくりした。
もう、マスコミ的には会計士は旬ではないのかね。
光るめだま 投稿者:すぽっく 投稿日: 3月17日(水)23時50分19秒
私はTOS(宇宙大作戦)派なので、ピカードさんはよく知らないんだな。
TOSにしても某サンテレビの再々々?放送で見ていた程度なのだが・・・。
早くDVDにならないかねー。LDはあってもデッキがないというアホな状態なのだ。
(無題) 投稿者:ピカード艦長 投稿日: 3月17日(水)23時26分43秒
★わ〜いスポックのコメントだ(^◇^)
すでに3月・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 3月14日(日)21時21分42秒
いつのまにか、2004年も3月になっていた。
怒涛のような忙しさがつづき、気がついたら発表まであと12日である。
ここ数週間は、毎日午前様で、よく身体がもったものだ。
これからちょっと一息できそうだ。
経済学は、実務というより、人生で役立ちます。
経済学って… 投稿者:Dust to Dust 投稿日: 1月30日(金)01時35分40秒
会計士の実務で役に立ちます? 最近勉強していて気になるんです。
稲葉振一郎『経済学という教養』(東洋経済)とか読むと物凄くやる気はでるのですが。
口述もがんばってください! 投稿者:ぷう 投稿日: 1月17日(土)18時09分55秒
筆記パス、おめでとうございます。
口述試験もがんばってくださいね。
大変ご無沙汰しておりましたが、私もぼちぼち真面目に勉強せねば・・・・と思いつつ、ネットな
んぞを見ている日々です。(筆記の合格率が殆どあがっていないようなので、少々焦っており
ます)
ではでは。
会計基準統合!? 投稿者:すぽっく 投稿日: 1月13日(火)21時56分22秒
きょうの日経新聞朝刊に「会計基準 米欧 3年後めど統合」なる記事があった。
実際にどうなるかはしらないが、会計基準の主要国の統合は避けられない動きだと思う。
日本では、経済環境、商慣習の異なるわが国では国際会計基準は合わない、などという主張もまたぞろでてくるであろう。
私見では採用される基準の巧拙よりも、「統一する」こと自体は悪くないと思う。もはや資本市場の国際化は後戻りできないし、海外で資金調達を行う企業にとってはダブルスタンダードは迷惑なだけだろう。
会計士の新試験では、英語科目も検討はされたようだが、採用はされなかった。
本当に国際会計基準が統一されることになったら、英語は必須になるでしょうね。
私にとっては困ったことです。
それはさておき。
国際会計基準は純粋に「第三者に対する企業の成果の開示」という点のみを追求しているようだ。つまり「経営者の自己主張」という点が大きくクローズアップされている。だからこそ、単純な会計記録の開示ではなく、将来事象をも勘案した引当金などが強調される。
一方で、日本では、財務諸表は「過去の記録の開示」(成績ではなく、過去の会計記録の開示)ととらえている人が多いようだ。だから将来事象にかかわるものについての開示は消極手kいになる。
この違いは特にPLに顕著であり、最近のPLをみて、おじさま会計人は、PLの利益が信用できない、昔の方が数字が硬かった・・・などと漏らすことになる。もっともっと、PLの利益は、もやもやとしたつかみどころのない数字になっていくだろう。だからこそ、CF計算書が導入されたのであろうが・・・。
ともあれ、もはや、税務会計、管理会計、財務会計の決別の時がきているのだろう。
いつの間にか・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 1月 8日(木)00時08分58秒
新年になってしまった。
12月決算の会社があるので、ヒマではない新年である。
三次試験の筆記はなんとかパスした。
分析実務の出来は相当ひどかったはずだが、それでもいけたのは、皆できなかったためだろう。それにしてもどうして年末に発表できないのか、正月もずっと気が重いままだった。
次は口述である。全く気が抜けない。
新年の誓いは、今年はたてるどころではなかったが、これから考えてみるか。
Yes! It is! 投稿者:のりぶ〜 投稿日:12月12日(金)01時36分53秒
>会計は確かにすごいものであるが、何でもできるというものではないと思う。
名言ですね。すごく考えされられました。
“会計”の部分を、別な言葉に置き換えれば、いろいろ応用できそうですね。
「これさえあればもう安心!」
「何でもスパッと解決できます!」
・・・というのは夜中の通販か、新興宗教みたいな響きがありますよね。
かと言って「そんなこと言ったってさ、ど〜せ」とニヒルに構えても仕方ないので、
自分の足りない頭でも精一杯、考え抜きながら生きていきたい、と思いました。
(なんか小学生の作文的なレベルの感想でスミマセン…)
タイトルの“It is!”というのは、ネイティブ・スピーカーがよく使う表現。意訳すると
「そうそうそう、それだよ、それ!正にその通り!」
という感じでしょうか。
亡国の会計基準 投稿者:すぽっく 投稿日:12月 9日(火)23時54分22秒
減損会計が平成16年3月期よりはじまる。
本格的に「将来事象による資産評価」がはじまることになる。
これまでにも、退職給付や税効果会計、金融商品会計などで部分的に用いられてきた「資産の価値は将来キャッシュフローの現在価値である」というCAPMの前提が全面的に固定資産に適用される(減損の場合ね、細かい部分は省略)
しかし、このCAPMの妥当性は、現実の事象においては証明されていない。むしろ、否定的な見解が多いように思う。
そもそも将来とは予測できないものである。
5年後にソニーがどんな製品でナンボかせいでいるかなんて、わかるわけないでしょ。
まあ信越化学工業であれば、わかるのかもしれない。しかしそれは程度問題だ。
もちろん、その予測が結果的に当たったか、外れたかという結果は議論すべきではない。その時点で予測した将来が、「合理性」をもっているか、という点で、現在の議論は進んでいる。
問題点は2つ。
1 本質的に予測できないものに合理性があると言える場合があるのか
2 予測には経営者の恣意的な判断が入りやすく、粉飾決算となりやすいこと
1は根本的な問題。
2は副次的だが実務的には、大きな問題。
固定資産を減損すること自体が悪いとはいわない、その金額の測定方法に異議がある。
「合理的」という名の下の「数字合わせ」がちゃくちゃくと進行しているようにみえてならない。
もうひとつは、グルーピングの問題がある。
このグルーピングは、キャッシュフローが相互補完的か否かで壁を設けているが、実際には、相互補完的か否かが不明瞭な場合が多々ある。また、どこかで線引きをしてしまうと、いずれその数字が一人歩きし、会社の意思決定に重大な誤りを起こさせる可能性が高いように思う。みな部分最適になり、全体最適を忘れがちになる会計基準である。もちろん、個々の資産グループと全体の経営計画の整合性はあるように作られるだろうが・・・。
ああ、いつものように議論が散漫になってしまった。眠くなってきた。反省。
会計はどこへ行くのか。
会計は確かにすごいものであるが、何でもできるというものではないと思う。
行くのなら・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:12月 9日(火)23時28分57秒
自衛隊がイラクへ行こうとしている。
だったら憲法改正してから行けよ!
会計基準の抜け穴ばかりを探す、どっかの金融機関と同じじゃないか。
インタビューの続き・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:12月 9日(火)23時00分2秒
記者「足利銀は検査結果に異議を唱えたはずだ。」
会長「どの程度かわからない。なぜ銀行が検査結果を受け入れたのか不思議だ。想像だが、地方銀行は金融庁のプレッシャーに弱い」
おい、不思議なら、ちゃんと指導しろよ。
不思議なら「違う」といえよ。
(会長は関与社員じゃないけどね)
もし、金融庁の検査結果が、不当なものであるならば、その場合は、引当金の過大計上だし、繰延税金資産の回収可能性の判断も変わってくる。逆粉飾の粉飾決算じゃないか。
ま、どっちにしても、「金融庁のプレッシャーに弱い」のは誰か明らかだろう。
今朝の日経記事・・・2 投稿者:すぽっく 投稿日:12月 9日(火)22時53分15秒
抜粋した部分以外も、どこからどうツッこんだらよいか、わからないほど、ツッこみどころ満載のインタビューだった。もちろん、これまで、マスコミもインタビューの真意を伝えないこともあったし、この記事をみても記者の力量不足が感じられるが・・・・それにしても。
公認会計士協会会長が自ら、「監査なんて役に立ちません」と宣言しているようなもんである。会計士協会はこの記事になんか文句を言ったのかな、と思って、協会のHPをみたが平静そのものである。
たしかに会計上の見積もりは、見積もりのゆえに幅がある。いわゆるグレーゾーンもあろう。
しかし、債務超過になるか否か、について万が一、債務超過になる可能性があるのなら、最低でも継続企業の前提を注記すべきだ。
さらにその前に、債務超過になる可能性があるのなら、貸出債権を徹底的に重点的に監査する必要があるのはもちろんのことだ。「監査は、時間的制約や労力の問題でサンプル数が限られる。」こんな言い訳をしないために、リスクアプローチが導入されたのではないか。
「いやー債務超過の可能性はあったんだけどさ、時間もないし、たぶん大丈夫だし、まあ、言い訳もたつからさ。いやいや一生懸命やったのよ。グレーゾーンの範囲内だし、ゴーイングコンサーンもいらないでしょ。」などという監査は監査ではない。監査法人の判断が注目される、なんていい方はおかしい。監査法人の判断がおかしいのだ。(もちろん他の関係者でおかしい者もいよう。ここではそれはおいておく。)
これまでの護送船団の経緯からいってそこまで監査法人に求めるのはかわいそう、ともいえなくもない。しかし、それはゆでガエルの論理であり、正当化されてはならない。
なんでこんな明らかな間違いが、するーっと見過ごされていくのだ!?
私が間違えているのか?誰か教えて欲しい。
今朝の日経新聞より抜粋 投稿者:すぽっく 投稿日:12月 9日(火)22時33分46秒
今朝の日経新聞にJICPA奥山会長のインタビュー記事があった。以下、一部を抜粋。
記者「金融庁検査は今年3月末時点で足利銀が債務超過と認定したが、監査法人は三月期決算を資産超過としていた。」
会長「監査法人が九月期中間決算厳しく対応したのは、検査結果が厳しかったからだ。」
記者「検査の結果で監査法人の判断も変わったということか」
会長「違う。今回は足利銀が検査結果を受け入れ、決算案を修正している。銀行側が受け入れたものを監査法人から「違う」とは言えない」
記者「なぜ、三月期決算の監査と金融庁検査の結果が食い違ったのか。」
会長「監査は決算発表前に実施するが、金融庁の検査は決算発表後にじっくりと実施する。監査は、時間的制約や労力の問題でサンプル数が限られる。」
オトナの社会 投稿者:のりぶ〜 投稿日:12月 7日(日)02時03分47秒
『わかっちゃいるけどやめられない』というクライアントに
「気持ちは分かるが、やめなさい」と言うのが監査人の仕事。
それなのにずっとNO!を言わずにきた監査法人側には、
当然責任があると思うので、すぽっくさんの意見には賛成です。
しかし“オトナの社会”のルールで、一番悪い奴は眠ったままで、
責任を取る必要なんてない人間に、上の圧力がかかり、
追い込まれる恐れがあるから怖いですよね。
りそなの監査で自殺した会計士のような例もありますし。
正しいことしたけりゃ、ゴーンさんのように偉くなるしかないのでしょうか。
武富○じゃありませんが、本当に悪い奴を批判した学者や、新聞記者に、
被害が出ないこと祈るばかりです。
明日あたり、このHPが消えてたりして・・・そうなったら、北朝鮮と同じですが。
オトナの社会、って嫌ですね。
敗北の影で・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:12月 6日(土)23時26分24秒
ASBJ(企業会計基準委員会)でリース会計の見直しを審議していた部会が、いったん活動を休止した。
つまり、ファイナンリースの売買処理強制化は先送りされたわけだ。
リース業界はほっと一息ついているところだろう。
なんせリース取引がオンバランスすることになると、せっかく経営指標粉飾用リースが売れなくなってしまうからね。
その一方で、日産自動車は、ファイナンスリースを売買処理に変えるようだ(日経新聞)。
ゴーンさん、がんばれ。
明日吹く風はきょうの態度で決まる 投稿者:すぽっく 投稿日:12月 6日(土)06時25分59秒
のりぶ〜さん
興味深い話をありがとうございました。
山浦教授の言う通りでしょうね。
最近は、繰延税金資産、減損会計、退職給付など将来事象、見積もりを扱うものが多くなっています。
そのよしあしは別にして、同様のことはまた起こるでしょうね。
*すぐに忘れさられて終わり、とかトカゲのしっぽ切りで終わり、
*というありがちな結末になってしまうのでしょうか…。
たぶん、そういうことになってしまうのでしょう。
しかし、我々は絶対にそれに慣れてはいけない。
おかしいものは、おかしい。
その感覚を忘れたとき、人間としての尊厳をひとつ、失うことになる。
もっとも、オトナの社会では損なんですけどね。
*『当たり前のことを当たり前にする』って、難しいものですね。
いやまったく・・・。
足利銀行について 投稿者:のりぶ〜 投稿日:12月 6日(土)02時56分24秒
12/4の監査論の講義にて、山浦久司教授のコメント
今までは監査法人の側で、地銀は甘い監査でいい、というダブルスタンダードがはっきりとありました。
金融庁も、それを奨励こそしなくても、批判しなかったから、認めていたに等しい。
もちろん早め早めに決断をせずに、
言われないから先送りしておこう…、としていた銀行側の責任が一番大きい。
けど、ハッキリと誰の責任とも言えないから難しい。
金融庁検査の後で、いきなり態度を豹変させた監査法人の責任を問う声もある。
昨日の会議の席でも、二時間ぐらい奥山会長が、やいのやいの責められてました。
しかし、その責め方がおかしなもので、地元の権力者とか代議士の知り合いとかが、
ドロドロした人間関係のしがらみの為に、発言していて誰も真剣に考えていない。
だから余計混乱するんです。
私自身、繰延税金資産の会計基準制定時に、もっと細かいところまで
つめておけばよかった、と非常に反省しております。
けど、あの時は細かい部分は会計士協会側がすぐに実務指針を出すと言っていたから
任せたのであって、それが遅れたせいで後々こういう大きな問題になるとは、
思ってもみませんでした。
繰延税金資産を認める・認めないで企業が倒産する…なんて議論がおきるとは、
想定してなかったんです。あくまで利益を上げ続けることが前提なんですから。
連日会議で頭が痛いし、私は銀行業界には評判の悪い男なんですが、
けど「切るところは切れ」というしかありませんし…
大体こんな内容を、30分ぐらい、非常に悔しそうに語っておられました。
これからどういう動きがあるのでしょうね。
すぐに忘れさられて終わり、とかトカゲのしっぽ切りで終わり、
というありがちな結末になってしまうのでしょうか…。
『当たり前のことを当たり前にする』って、難しいものですね。
犬死 投稿者:すぽっく 投稿日:12月 5日(金)23時50分18秒
亡くなった外交官が2階級特進だって!?
旧日本軍もそうだったらしいですな。
死んだら2階級特進、恩給も増えるのかな。
だから安心して死んでくださいね、ということかな。
まっぴらごめんだね。
理屈があっても・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:12月 5日(金)23時45分3秒
足利銀行の破たん処理。
金融庁、竹中さんが、妙に監査法人をかばっている。
確かに、監査法人の責任を問わない理屈もあろう。
わかったようで、わからなくて、そして監査法人の責任のがれ以外に役に立たない理屈がね。
新聞報道を見る限り、監査法人の理屈としては、金融庁の検査そのものが会計事実の変化だと強弁しているように見える。
公認会計士協会の会長通牒にもあったように、繰延税金資産の回収可能性については、しっかりとやらねばならなかったのに、監査法人は平成15年3月期は5年分を認めた。ここは想像だが、実務指針66号の4号ただし書きの銀行だと判断したのだろう。
しかし、それは間違いだったのだ。
しかも、その間違いがわからぬほど監査法人が手を抜いていたとは思えない。
理由はわからないが、見逃したのだと思う。いや、いろんな理屈をたてて、自分自身をも納得させるような形だったのかもしれない。それは当事者でないとわからにことではあるが・・・。
損失をこうむった株主は、会社、監査法人を訴えた方がいいのではないか。
論点としては
繰延税金資産の回収可能性の見積もりの監査に不手際があったか
債権評価(分類)が適切でなかったのを見過ごした可能生がないか
担保評価で、著しく不当に高い見積もりをしていなかったか
どーせ、当事者たちは、監査と金融庁検査は、全く別のもの、という理屈でくるのだろう。
私は、そんな建前論が大嫌いだ。むろん同じとは言わない。
結果として監査は役に立たなかった。いや、先送りには役立った。
なんか支離滅裂になってしまった。
心底腹が立つ・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:11月30日(日)23時42分36秒
イラクで外務省職員が亡くなった。
小泉、首相補佐官あたりの反応にむしょうに腹が立つ。
いや、今回のことだけの反応ではなく、これまでに累積したうっぷんの感情も混じっているだろう。
自衛隊は合憲と言い続け、本来は違憲である自衛隊をさらに海外派兵・・・。
日本には日本なりのやり方があるはずなのに、なぜ、横並びをよしとするのか。
先送りの政治家、官僚たちの遊び場と化した日本という国は、いったいどこへ行くのだろうか。
志なき国の行く末は・・・・。
会計とは関係のない話で失礼。
敗北の監査2 投稿者:すぽっく 投稿日:11月28日(金)20時11分18秒
足利銀行に公的資金が導入されようとしてる。
金融庁の特別検査で、不良債権への引当不足を指摘されたらしい。
今まで会計士は何をやってきたのか。
会計監査と金融庁検査が違うのだというのなら、決して、この中間期で、金融庁の言いなりになってはならない。金融庁の検査とおりにするのなら、以前の間違った監査への責任をとった方がいいんじゃないのか。
ま、こんなことは、これまでの都銀の例で、言われつづけたことでしょうけどね・・・。
消費税総額表示の新解釈? 投稿者:すぽっく 投稿日:11月28日(金)20時06分42秒
経済産業省が財務省に一矢報いた。
来年3月からの消費税の総額表示で
「100円(税込み105円)」
という表示もOKということを財務省に飲ませたようだ。
(日経新聞11月27日)
しかし、税込み価格が税抜き価格よりも目立たなくなるような形はダメということなので、効果半減。一矢報いたといっても、爪楊枝くらいか・・・。日経新聞は、手放しで喜んでいるようだが、ちょっとセンスを疑う。
そもそもこの法改正がおかしいのだ。
混乱を避けるためなら、税抜き価格か、税込み価格か、を明示させればよいだけの話で、すべて総額する意味などない。よしんば意味があったとしても、それを上回る混乱が待っているだけだ。今後、税率変更するたびに、全商品の値札を変えなければならないんだぞ!
以前にも消費税の総額表示については、嘆いたものだが、今回もつくづく思う。
財務省、あなたたちは、自分の良心に従って仕事をしているのか。
敗北の監査 投稿者:すぽっく 投稿日:11月28日(金)19時53分59秒
木曜日の日経新聞に
東武鉄道が、2001年3月期に定率法から定額法に変更していた鉄道事業の固定資産の減価償却方法を、この2003年9月期より、またもとに戻す
という記事が載っていた。
税務上は2年離れていれば認められるとはいえ、これは明らかに粉飾決算にあたると思うのだが、会社の弁によると、会計士も問題ないとしているそうな。
しかも、会社のコメントは「償却費の増加でキャッシュフローを伸ばすのが目的」と言っているらしい。こんな利益操作(正しくはCF操作)を許す会計士はどんな神経構造をしているんだ!?会社が利益操作です、と言っているんだよ。
ちょっと、東武鉄道のホームページを覗くと、2001年3月期にはぎりぎりの黒字、2002年3月期には、大幅赤字に転落している。考えれば、そもそも2001年の償却方法の変更が、黒字を確保したい会社による利益操作ではないのか。
よほど特殊な事例で、会計事実が短期間に変化したというならともかく、会社自身がそうでないことを認めているのだから、明らかな粉飾である。
これがなんともなく通るのか・・・・。
これじゃあ、監査がバカにされるはずだ。
はい、キツカッタデス。 投稿者:すぽっく 投稿日:11月18日(火)23時41分05秒
ようやく、生活と体調が以前と同様に戻りつつある。
試験の出来は、出来た部分もあり、出来なかった部分もあり・・・・。
ともあれ、三次試験の試験委員は、度胸のすわっている御仁が複数いることがわかった。
さりとて試験委員の批判をしてもしょうがない。
こちらも気持ちを切り替え、今は目の前の仕事をたんたんとこなし、来るべき(であって欲しい)口述試験に備えるしかない。
お疲れ様です… 投稿者:のりぶ〜 投稿日:11月 8日(土)08時46分57秒
やはり相当、精神的にキツイものなのでしょうね−三次試験。
何にせよ“身体が資本”という事は、
人間誰でも変わりませんし、ゆっくりお休み下さい。
お大事に。
合格を、心からお祈りしております。
なにはともあれ2日目も終わり・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:11月 7日(金)17時56分04秒
試験終了。
予想はことごとくはずれたが、まあこんなもんなんでしょうか。
家に着いたとたんに、頭痛、発熱・・・緊張の糸がきれたせいだろうか。
もうきょうは寝ます。
それにしても・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:11月 6日(木)18時13分59秒
見事にはずれましたな。
ま、予想とはいつもこんなもん・・・ということで。
明日、千秋楽、がんばりましょう。
御茶ノ水のバーガーショップで朝ごはん 投稿者:すぽっく 投稿日:11月 6日(木)07時44分51秒
出題予想
いつも当たらないと思いつつもやってしまう出題予想。
しかもこんな時間に・・・。
きょうの監査実務、分析実務には何がでるでしょうか。
監査:出題委員予想 渋谷、堀内、本多
監査は予想が難しい、いろんな分野から、多数の論点が出てくるのが通例だからだ。
新しい論点
正当な会計方針の変更について
追加情報の注記(会計方針の変更とまぎらわしいもの)
ゴーイングコンサーン
違法行為、不正への対処
監査人の交代
事例で考えられるもの
工事完成基準から進行基準への変更
退職給付・未認識差異の処理年数の変更
SPCを用いた債権の流動化に対する監査
一般論点
固定資産の監査手続
投資損失引当金
後発事象(追加情報の追記になるもの)
内部監査の利用
他の監査人の利用
セグメント情報監査の留意点
繰延税金資産の回収可能性
経営者確認書
資産の流動化
試験委員論点
公認会計士の責任、行政処分
会計監査人の解任
分析
通常の事例を用いた分析だと思うが、その他以下の予想。
標準原価計算
CAPM
損益分岐点の前提
BSC
もう、EVAは単独ではでないでしょう。
明日、初日 投稿者:すぽっく 投稿日:11月 5日(水)16時50分21秒
いよいよ、明日が本番。
しかし、この範囲の広さに改めて呆然とする。
試験のための勉強は好きでないが、この三次試験の勉強は、おそろしく実務に役に立つと思う。それはいいのだが、とにかく明日からの試験を乗り切らねばならん。
ま、できるところを必死で埋めていくしかないね。
それにしても、きょうも働いている同期には、尊敬の念をあらわしたい。
おかげさまで、体調は万全にはほど遠いものの、回復基調に乗っています。
お大事に… 投稿者:のりぶ〜 投稿日:11月 4日(火)04時50分45秒
過去の書き込み、一通り読ませて頂きました。
現場で働く人の本音が伝わってきて、
「なるほどなぁ…」と、とてもいい勉強になりました。
月並みですが、お仕事頑張って下さい。
風邪、早く治るよう祈ってます。
あと数日のところで・・・。 投稿者:すぽっく 投稿日:11月 3日(月)19時06分54秒
風邪である。
最悪、ではないが、良くはない。
微熱がやっかいで頭がまわらん。喉がぱんぱんだ。
昼間はしんどくてずいぶん寝てしまった。
明日、医者にかけこむ予定。
なかなか神様もやってくれるじゃない。
これまで重要なイベント前には体調管理には相当気を使って失敗したことはなかったのだが、今回は見事に失敗である。
しかし幸いなことに明日が試験なわけじゃない。
これからできることをたんたんとやる以外にないのだ。最大限もがきながらね。
かりんハチミツ湯を舌でころがしつつ・・・。
応援してくれている方もいることですしね・・・。
(無題) 投稿者:@がるる 投稿日:11月 2日(日)16時12分45秒
密かに応援してます。
クロネコヤマト 投稿者:すぽっく 投稿日:11月 2日(日)10時57分17秒
宅急便の生みの親、小倉昌男さんの「福祉を変える経営」を読んだ。
さすが官僚と戦い続けた人である。
本当はこういう人が、官僚や政治家にならねばならない、と思う。
いかん、勉強が・・・。
未来に私は存在するか? 投稿者:すぽっく 投稿日:11月 2日(日)10時53分34秒
三次試験(筆記)が終わったら、小旅行に出かける予定である。
したがって、選挙は不在者投票、火曜日あたりに行くつもりだ。
・・・・。
デビルマンが映画化されるそうな。(実写)。
テレビはただの正義味方っぽい描き方だったが、原作のデビルマンは実に人間的で物語りも人間の本質をえぐり出すものだった思う。
あのラストは、読んでから10年以上たった今も忘れられない。
「俺が命をかけて救おうとした人間とはこんなものだったのか」
世間は3連休 投稿者:すぽっく 投稿日:10月31日(金)22時33分03秒
試験日まで、どこまでできるか、ヒマラヤに上っているような気分である。
そんな日に限って、クライアントからややこしい相談事が・・・。
ま、前日まで仕事の同期よりも恵まれてはいる。
試験のあとは・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:10月30日(木)21時13分47秒
三次試験のあと、衆議院選挙である。
正直なところ気が重いが、選挙にいかずんば、国に文句も言えなかろう。
投票は国民の義務にすべきと思うのだが・・・。
選挙は選挙。しかし、どの党が主導権を握っても、「本当の敵は、官僚にあり」と思う。
不埒な政治家はまだ選挙で落とせるが、不埒な公務員はなかなかその地位を追うのは難しい。同じ公僕なのに・・・・。
公務員も選挙にすべきじゃないか!?
あと1週間 投稿者:すぽっく 投稿日:10月30日(木)18時34分48秒
あっというまに、あと1週間というところまできた。
現在はC論点を復習中。
ようやく受験票がきた。まあまあ縁起のよい番号であった。
最近の円高は・・・・。私の外貨預金は含み損拡大中である。
いやはや・・・。
進まない・・・終わらない・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:10月25日(土)20時21分32秒
三次試験まであと2週間をきっている。
それにしても進まない、終わらない・・・。
消費税の総額表示 投稿者:すぽっく 投稿日:10月22日(水)20時11分34秒
きょうの日経新聞に、消費税の総額表示に関する記事がでていた。
まあ、スーパーなど小売店の対応がたいへん、という記事で、それ自体はどうってことないのだが・・・。
財務省のコメントが「(総額表示は)、消費者の利便性を高めるため」と強弁している。
これが日本を動かすエリート官僚の言葉かね?
誰も、現行の表示で困ってやせんがな。
一部、困っている場合もあるかもしれんけど、それは、税込か税抜かをはっきりと表示されればいいだけで、総額表示の必要などありゃしません。
ドトールは税込、ベローチェは税抜、それさえわかっていれば、なんてことないでしょ。
「あきらかに」、「将来の税率引上げの際の心理的抵抗感減少のための布石」でしょう。
本当に国を憂う官僚ならば、税負担の心理的抵抗力を減少させようとは思わないはずだ。
逆である。税負担が大きくなるのを敏感に感じた市民は、必ず政治に関心をよせ、政治や官僚の税金の使い道に目を光らせるはずだ。だからこそ、税の痛みはわかりやすく、「痛い」方がいいのだ。
(もっとも民主主義の欠点である、衆愚政治に行き着かないようにも配慮は必要である。税以外の部分でね)
ほんものの官僚は財務省にはいないのか。日本にはいないのか。
いないんでしょうね。
先送りのシステム 投稿者:すぽっく 投稿日:10月19日(日)12時11分36秒
人間とはすべからく先送りの体質があるのだと思う。いや、エントロピー増大の法則が正しいとするならば、世界のシステムそのものが先送り体質で成り立っているといえる。
資本主義とは、その先送り体質を利用することで、経済の発展をもたらしめる、という点で画期的なシステムなのだろう。
ただし、それを推し進めれば、いつか先送りの臨界点がきて、減損を迎える。
それを避けるには、このシステムの欠陥を知り抜いて、そうならぬよう対処していくほかはない。それにしても、臨界点の先送りなのかもしれないが・・・。
先送りは、気持ちいのだ。今だけ(もしくはごく近い将来)を考えればいいだけなのだから。しかも、資本主義には自負がある。
「先人達の先送りを我々は解決してきた。」
そう、だから、
「後輩達よ、頼むよ、我々の先送りは目をつむってくれ。」
とひたすら願うのだ。
先送りを許さないのは自分にとって厳しいものなのだ。しかも他の人が先送りを許せば、そのしわ寄せをかぶることになる。
一方で、先送りは、経済発展の原動力となっていた。先送りの体質がなければ、人間がこれまでに発展することはなかっただろう。
知恵を使った賢行は、知恵を使った愚行に勝つことができるだろうか。
人間とは、なんと罪深い生き物なのであろうか。
人間の死ぬ可能性は100%。だから・・・いろんな人がいる。
だから、今、死ぬ人。
だから、せいいっぱい自分のために生きる人。
だから、せいいっぱい人のため、未来のために生きる人。
だから、テキトーに生きる人。
だから、いつも迷って生きる人。
でも、何も考えない人。
追い込み・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:10月15日(水)07時58分54秒
ようやく気が引き締まってきた。
あと半月・・・。
しかし、きょうはハードな仕事が待っている。
ITなんて、ららーららららららら 投稿者:すぽっく 投稿日:10月13日(月)00時02分57秒
というわけで、ITを生かすも殺すも経営者しだい、というごくまっとうなオチで・・・。
ITと会計4 投稿者:すぽっく 投稿日:10月12日(日)23時59分34秒
給与計算システムほど、コンピューターに向いているものはないだろう。
毎年のように変わる税法、社会保険、労働保険に対応するにはコンピュータはぴったりである。その変更をインプットしてしまえば、全部一律に計算してくれるのだから。
一方で、個人への支払に関するものなので、間違いは極力さけたい分野である。私が以前に勤めていた会社でも、社会保険料の計算間違いが何回か発生して、給与計算担当からおわびの回覧板がまわってきたことがある。
給与計算は一番、アウトソーシングしやすく、規模のメリットも生かせるので、グループで1社、給与計算用の会社を作ってそこにグループ企業がみんな委託する場合もある。
その場合、問題となるのは、各社の給与体系。みんな同じならいいのだが、残業手当の計算方法、交通費の支給形態、各種手当の違い、などがあるので、それをよどみなくこなすのはこれまたたいへんだと思う。給与計算自体はコンピューターをぶん回せば簡単なのだ。たいへんなのは、その前提となるデータの正確性。
残業時間は正しいか、各種手当の時期、金額はOKか、昇給の時期、金額はあっているか、パートさん、契約社員の区別、出向の取扱、などなど基礎データは結構動くので、間違いが起きやすい。
だからこそ、受託企業ではそうした基礎データの入力違いが起きないよう内部統制を構築し、それが信頼できない委託企業は、その検算を結構したりしている。
というのが、去年ぐらいにでた委託業務にかかる統制リスクの評価のイメージでいいですかね、先生。
請求される人が作成する請求書ーーITと会計4 投稿者:すぽっく 投稿日:10月12日(日)23時42分52秒
請求書は、原則的には、金を請求する人が作成し、金を払う人のもとへ送る。
しかし、業界によっては、金を払う人が自分あての請求書を作成し、これを下請け業者に送って、「これでウチに請求しなはれ」というところがある。
その理由は、
1 下請けさんは経理機能が弱いことろが多いから、元請の会社がサポートしてるんです(品目が多いしね)
2 下請けさんを信用してないんです(過大請求する場合があるでしょ、そのチェックが面倒くさい)
3 検収が元請の都合でやらしてもろとるんで、いつも請求書と支払金額がずれてくるんですわ、それは面倒でしょ。
4 ウチの伝票を使ってもらえるんで、伝票を購入してもらえるんですわ。
5 ようは金は払う方が強いんです。
6 でも、事務処理が最近はたいへんですわ。(昔は経理部員もたくさんいたけど、今は減ったからねー)
てなところであろうか。
私はそんなにたくさんの企業にいっているわけではないが、最近、こういう会社は少ないんですかね。
さて、一般の支払システムの話。
買掛金、未払金のシステムも結構面倒くさいのだ。
なぜなら、金を払うには、社内の承認、証憑の突合がたくさん必要なので、その牽制機能、チェック機能を持たす必要があるからだ。
仕入れて買掛金を計上する。請求書が到着し、それと仕入先ごとに突合して、支払うべき金額を確定、確定できない場合に現業部門や仕入先に問い合わせをして確定させる。支払の金額のチェックをうけ、どの口座から払うのが手数料が少なくてすむか検討。手形の場合は、手形の発行部門に回す。支払が終われば、買掛金の消しこみ。明細毎に管理していれば明細ごとに消しこむ。
内部統制の弱いシステムでは、仕入れの二重計上、二重支払がたまに起きたりする。振込先の管理がきちんとできていないと、いつのまにか不正口座に振り込んだりする。これはシステムだけでなく、その周りの統制活動もかなり影響するのだが・・・・。
とある詐欺の手口で、めたらやったら請求書を送りつけるのがいるらしい。しかも大きい金額でなくせいぜい、数万円程度。名義は「なんたら税務・・・会計・・・協会」みたいに実在する協会にほどよく似ているものが多いと聞く。
なるほど、内部統制が弱い会社だと払ったりするだろうな。こういうのが従業員と共謀したりするとたいへんである。
公開しているような会社なら、まず大丈夫だが、これから公開しようという会社は意外に支払にむとんちゃくだったりする。いや、管理業務全体に無頓着だから、弱い内部統制しかないのだろう。
最近出た監査基準委員会報告でも「経営者の基本方針、企業風土」をきちんと把握するように強調されている。ほんとに、経営者のちょっとした考え方次第で、変わるんだよねー。
あーなんかどんどん論点ずれしているような気がする・・・。
ITと会計3 投稿者:すぽっく 投稿日:10月12日(日)23時21分02秒
原価計算システムほど、各社で様々なものはないだろう。
あるところは、手書き、あるところは自前のシステム。あるところは財務諸表作成目的だけのシンプル主義、あるところは管理会計まで繋がった超複雑主義。ピンからキリまで様々である。
原価計算に対する考え方次第だが、私見では原価計算は財務諸表作成目的だけでいいのではないかと思う。(それどころか財務諸表用の原価計算制度も全部原価計算は廃止すべきと思う。)
どんなに精緻に原価計算を行っても、それが原価低減に役に立つとは思えないし、意思決定に役に立つとも思えない。
せいぜいTOCライクな考え方で、直接原価計算を意思決定に少しは役立たせることができるかもしれない程度だと思う。
意思決定は、原価計算を行う前の素のデータを加工した方が有用な場合が多いし、原価低減は、原価企画のように上流で行うか、最下流の現場での創意工夫がものをいうのであって、原価計算自体が原価低減に寄与する度合いはきわめて小さいだろう。
ま、こう考えるのも、私が直接原価計算論者(論者というほどのものではないが)だからだが、未だに固定費の配賦がまかり通っているのが信じられない。あんなもの数字遊び以外の何物だというのか。
とはいえ、会計に詳しくない経営者にとっては、「伝統的な1個当たりの原価」というものが理解しやすのだろう。(そして複雑な方が、会計士の面目躍如となるのだし)
こうして、会計は、妥協の産物となって、きょうも保守的な処理が続くのである。(というのはいいすぎか)
ITと会計2 投稿者:すぽっく 投稿日:10月12日(日)23時04分33秒
固定資産台帳は、多くの企業で電子化されている。
(ちょっと最近スポットでおじゃました企業は、1,000件以上の固定資産を手書きカードで管理していたのは驚いた・・・。が、会社はしっかりしていて、すばらしいところでした。閑話休題)
さて、その簿価情報をいくつもっているシステムが多いのでしょうかねー。
最近、減損会計がはいってきたから話は、ややこしくなるばかり。
会計上の簿価、税務上の簿価、圧縮記帳用簿価、減損用簿価、臨時損失用?簿価、減価償却方法を変えた時用の簿価、連結用の簿価、連結の部分時価評価用の簿価・・・・。
これを矛盾なく会計システムと繋げるのはたいへんです。
私見では、税務用と会計用の2つだけを持ち、簿価が変更になった場合は、新たな固定資産の取得に準じて新たな固定資産データベース(DB)を作成し、旧DBとリンクさせるのが、一番、シンプルだと思うのだが、そうしているシステムにお目にかかったことがない。たいてい、ひとつの固定資産に「うわっ」と思うほどのデータを打ち込まねばならないものが多いと思う。もちろん、私の言う方法では、データを抜き出すときのリンクのさせ方がちょっとややこしいので、呼び出し・集計のプラグラムがちょっとばかし複雑になる。
固定資産は償却計算、期中購入、期中除却、原価計算がからむので、いろいろと面倒くさいのだと思うが、これだ!という固定資産管理システムは少ない。
しかし、経営者は「そんなものコンピューター入れたら万事解決でしょ。」と考える人のなんと多いことか。
そうですね、金庫を買ったら金が増えますものね・・・。
ITと会計 投稿者:すぽっく 投稿日:10月12日(日)22時44分03秒
とある会社が作ったの売掛金管理システム。
なんと、現時点での約定から外れた未入金売掛金一覧はでるのだが、過去にさかのぼっては出力できないのだ。
こういったシステムは従前の業務系システム屋さんにありがちがな発想である。
彼らは過去に訴求して、過去時点でのデータが必要という認識がないのだ。
それもわかる。そういうシステムを入れようとすると、様々なデータを入力した時に、入力日、処理日、処理者などのデータをいちいち蓄えておかなければならない。ちょっとした企業だとかなりのデータ量になってしまううえ、エラーもおきやすい。(あとで修正した場合なんかね)。日々の業務だけならば、現時点での入金遅れだけがわかればいいのであって、無事入金されたものはほっておけばいいのだから。
しかし、監査上は困る場合がある。
担当者が顧客からの金を「回して」いる場合、未入金の売掛金の動きを追っていけばすぐにあやしいのは見つかるのだが、このシステムではうまくいかない。
と、思っていたら、ああ、やはり不正発覚。
金額もそこそこ大きい。ちゃんとしたシステムを作っていれば、悪くても小額のうちに発見できたのに・・・・。
監査法人から指摘を受けていた会社も、なんにもしなかった。経理部によると、システム改築の予算が下りなかったとのこと。そうですか・・・。
たしかに金はかかると思う。今回の不正の金額よりもたくさんの金がかかることでしょう。それもひとつの見識なのかもしれません。でも、また起こるかも。いや起こっているけど、気づかないだけかも。
このような場合は、経理部はどうすべきか。どうしても、経営者が予算を認めなければ、他の代替的な方法で、防止するしかないでしょう。他の業務データから検出するとか(結構難しい)、抜き打ち検査的なものをやって、従業員を牽制するとか、そもそもの業務フローを変えるとか・・・・。
ITの専門家は、えてして会計がわかっていないことが多く、びっくりするシステムは後をたたない・・・。
ウィルス 投稿者:すぽっく 投稿日:10月12日(日)19時17分48秒
最近、プライベートアドレスにウィルスが頻繁にくる。
公開しているアドレスにはほとんどこないのに・・・。
最近のは、Microsoft Upgradeなんて名前で、さも実行すれば安全なアップグレードができるような感じになっている。
まあ騙される人も少ないだろうが、1人でも騙されれば、あちこちにバラまくことになるわけでやっかいである。
三次試験出題予想・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:10月12日(日)17時04分00秒
ぼちぼち範囲を絞りつつある。
それにしても、予備校のテキストの役に立たないことよ。
公認会計士法改正・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:10月12日(日)16時57分36秒
今回の三次試験、私はずばり公認会計士法改正の話題が論文で出題されると見込んでいる。
たら、LEC公開模試も、その方向でした。ん、ということは出ないかな。ま、ともかく。
財務諸表の監査は公認会計士(監査法人)の独占的業務であることは法律上は間違いない。
しかし、私は保険会社などが監査をやってもいいと思う。
保険会社の監査報告書
「この会社の5億円以上の粉飾決算が発見された場合、わが社は総額10億円の保険金を株主に支払います。また、会社が民事再生法などを申請した場合は、無制限で株主の損失を補填します」
とかね。
プロの会計人とは? 投稿者:すぽっく 投稿日:10月12日(日)16時50分26秒
監査という仕事がやりがいがあるのか、おもしろいのか、なんなのか、その評価は人によって違うだろう。
しかし、「プロの会計人」に「てっとり早く」なるには、監査の経験は欠かせないと思う。
同時に、監査しかやってないよりも他の経験もする方が「プロの会計人」に近くなると思う。
プロの会計人とは何か、というとナンだろう。
それは、監査のプロ、もしくは、組織での会計業務構築&運営のプロ、ということなのだろう。
というわけで、今回もまとまりなく・・・。
まったりとした午後に・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:10月12日(日)16時42分11秒
今年の二次試験合格者の就職戦線はきびしかったようですね。
もし、私が今年受かっていたら、この年齢からして監査法人への就職は厳しかったかもしれません。
それにしても、本当にこの制度で、「監査の充実」が図れるのであろうか。
んなわけないでしょ。
なんで入り口の試験制度を変えただけで、監査の充実が図れるのか。
会計士の人数や質だけの問題なのか。違うでしょ。
自分の昇進と責任のがれだけを考える役人と、役所への影響力を強めたい政治家、会計大学院を作りたい学者、ただそれに翻弄されるだけの会計士協会。
そんな人達が改正した制度なのだから、そもそも期待してはいけないのだろう。
おそらく今後は、二次試験合格者はインターンとして安い給料で監査経験をつんでいくことになる方向へいくのではないだろうか。一般企業はそんなに採用しないでしょ。
これまでの会計士補が恵まれていたのだ。私も含めて。
かわいそうだが、そういう現実が待っているような気がする。
でもそうなると社会人は参入しずらくなるね。医者と同じようになるのではないか。
医者のインターンも安い給料でオーバーワーク。医者は都会では余っている。
それで、医療の質があがっているのでしょうか?
私は医者業界こそ、社会人が参入して欲しい。今年の春に入院して、つくづく思った。
ま、というわけで、なにがなんだか・・・。
あと1か月 投稿者:すぽっく 投稿日:10月 7日(火)21時54分43秒
で、三次試験の本番である。まったくもって範囲が広い。
三時間という試験時間も長い。
問題量は多く、三時間では足らないようだが、三時間集中するのもたいへんである。
あとすこし。がんばりまひょ。
TVにて・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:10月 1日(水)19時08分31秒
たまたま国会中継なるものをみた。
民主党の誰かさん「なぜ道路公団を民営化するのか」
石原大臣「道路公団の膨らんだ債務を返済するためです」
誰かさん「民営化したら道路は無料にならんじゃないか」
石原大臣「(道路無料には触れず)サービスエリア等の付帯収入が膨大にあるはず」
誰かさん「なんで民営化するのか」
石原大臣「このままだと政治の圧力があり、不健全だから」
国会審議・・・・。これが審議というものなのか・・・・。
ぐつぐつと・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月30日(火)00時05分47秒
煮詰まる毎日。
模試の効能とは? 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月28日(日)22時17分54秒
きょうのTAC全答練、会計実務の問題はいったい・・・。
C論点のオンパレード。ボリューム多すぎ。試験時間6時間向けだろう。
たまにA論点もあったりするが、問い方がCC過ぎ。
唯一の効能は、ああ、このへんももうちょっと押さえておいた方がいいかな。と勉強意欲を高めるためにはよかったということだろうか。
URLご注意 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月28日(日)22時14分01秒
いつからか、URLが変わって自動転送になっている。
奇特にもこのページを読んでいる方はブックマークのご変更を。
久々の全答練・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月27日(土)19時35分40秒
本日はTAC全答練一日目。久しぶりにTACに足を踏み入れた。
ま、こんなもんかなーという感じだが、なんか問題が偏っているように思った。
私のヤマの部分は全然でなかったな。TACの答練も入手しているのだが、
TAC監査の問題は、エレガントな問題を作りたい、論点を漏れなく問いたい、という意識がありすぎて、本試験と傾向が異なることになっている。二次試験のときと変わらないね。
どうもTAC監査は委員会報告や実務指針を軽視しているように見受けられる。なぜでしょね。
分析の作問者はCAPMがお好きなようで・・・。それともCAPMが好きな試験委員でもいるんだろうか?
もうひとつの分析の問題も、へんなところでひっかけがあるし、自己満足問題以外の何物でもないだろう。あの付加価値の出し方は通産省方式か?なんでそんなマイナーもを・・・。付加価値の算出の仕方は様々なのだから、もう少し指示を出さないと別解だらけになるだろう。
なんとも分析の問題はつかみどころがなく、何が問いたいのかよくわからない問題だった。監査とは逆方向ですな。
上達したもの・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月21日(日)20時48分40秒
二次試験のときに比べるとぐんぐん上達したスキル。
それは、電卓です。
ようやくブラインドタッチで、やり直しなしでも、自信もてるぐらいになりました。
二次試験の頃はほんとに心もとなくて、じっと電卓をみて打ったり、二度三度と打ち直しても、そのたびに数字が違ったりしたものでした。
悪いやつほど・・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月20日(土)13時58分11秒
きょうの日経新聞に銀行の経営計画の記事が載っていた。
今回、各都市銀行が立てた計画は「実現可能性に最も重点を置いた」とのこと。
今まで、何を考えておったんじゃ。テキトーに絵を描いておけばいいとでもおもっていたのか?
ま、たいていの計画が、テキトーに絵を描く程度のものなのでしょう。
それを知っているものは、「計画なんて立てるだけムダ」という意見になる。
計画を立てて、それを実行することに情熱を燃やす人は、計画の重要性を知っている。
天下の都市銀行は、今までの計画はテキトーでした、と言っているんだし、
これまで経営不振企業に都市銀行が要求していた経営計画(再建計画)も、どーせ社内で稟議を通すためだけのものでよかったんだろうね。
産業再生機構も、小粒なものでなく、どっかの都市銀行そのものをターゲットにした方がいいんじゃいか。
ついでに、この記事の中で、日経新聞は「背水の陣」の使い方を間違っていた。
私の日本語力を棚に上げて言うが、新聞の日本語力もたいしたものだ。
なぜだか・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月17日(水)20時02分05秒
この国の官僚、政治家たちをみていると、いずれ日本という国、文化はなくなるような気がする。
悲しいことだが、それも合成の誤謬が生む、運命なのかもしれない。
間接部門の悲哀・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月16日(火)19時59分08秒
多くの経営者は間接部門がお嫌いのようだ。
しかし、必要以下の人員で、何ができるというのか。
そして事務の集中化!?
さらに詳しい管理会計!?
情報は誰がインプットし、誰が整理するねん。
実行の文化? 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月16日(火)19時53分40秒
某株式公開準備会社にて
(原価計算表の作成指導)
「じゃあ、この表とこの表を来週までに作っておいてください。もし、わからなければ連絡してください」
そして次回のとき。
「どうですか、ちゃんとできましか、例の表は?」
「え、あ、あ、いや、やってません」
「は」
「いやー、これがどこからデータ持って着たらいいのかわからなくて・・・」
「(それは前回、懇切丁寧に教えただろ)そうですか、わからなかったら電話いただけたらよかったのに」
「ええ、そうですね。今後は電話します。」
「じゃあ、今回は、その表をチェックするのが目的だったのできょうは帰ります」
さらに次回の前の日に電話を入れた。
電話「どうですか、明日うかがいますが、例の表はできましたか?」
「ええ、もうすぐできます。大丈夫です」
「何かわからない点はないですか?」
「ええ、ええ、大丈夫です」
そして、訪問。
「こんにちは、どうですか表はちゃんとできましたか?」
「いやー7割がたできているんですが・・・」
「(ぴくぴく・・・)」
なーんてことが最近、日常茶飯事なのはなぜでしょう?
私の指導力の問題もあるにしても、基本的なPlan、Do、Seeのサイクルが回せないベンチャー企業がなんと多いことか。たいていそれは、万年公開準備会社になったりする・・・。
デジカメ・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月16日(火)19時43分11秒
今、使っているデジカメはオリンパスのC−1という100万画素の単焦点型なのだが、どうにもシャッターのレスポンスがよろしくない。(その他の点ではすばらしいカメラなのだが・・・・)
で、新たにデジカメを買うべくいろいろ物色したのだが、今どきのデジカメでもレスポンスは遅かった・・・。C−1を買ったのは2,3年前だが、ほとんど進化していない。最近のは画素数だけは立派に300万だの400万だのあるくせに、スピードがぜんぜん変わっていないのだ。唯一、リコーのデジカメだけはレスポンスが早かったのだが、単焦点のシリーズがない、ときたもんだ。
私が欲しいのは、100〜200万画素、単焦点、レスポンス早い、乾電池が使える、というだけなのだが、これがなかなか満たされない。特にレスポンスは致命的。これが遅いから、C−1はあくまでもフィルムカメラ(GR−10)の予備となってしまっている。
ああ、これだけたくさんの種類が出ているのだから、私のようなマイナーな要求に一台くらい合うデジカメがあってもいいようなものだが・・・・。
結局、買いませんでした。画質は今のC−1で十分だし。
三連休の最終日・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月15日(月)10時21分52秒
さてさて、勉強せないかん。
船長、それは論理的ではありませんね。 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月15日(月)10時17分19秒
どうも会計士や財務畑の方は、「合理的」という言葉に弱いようである。
なぜか監査法人内部でも「合理的なすたっふ教育」「合理的な評価」「合理的な意思決定」「合理的な成果配分」などという基準が、言葉の端々にでてくる。
合理的に考えることが不必要だというつもりは全くない。しかし、そればかりにこだわると結局、非合理的なことになるのではないかと思う。
なぜなら、「合理的」に考えようとすると「合理的に考えられる範囲内」でしか考えず、それ以外のことを捨象してしまうからである。いわゆる、人間の「限定合理性」の問題である。会計士の皆さんも経営学で学んだはずだが、なぜだか、「人間の完全合理性」を仮定している場合が多いように思う。
人間はそもそも合理的な存在ではないはずである。合理的なら、生きている必要もないはずである。ここまで来ると、「何が合理的か」という問題になってしまって、私にも答える資格はないのでなんともいいようがないのだが・・・・。
ともかく、この世界(会計監査)の世界に入り込んで思うのだが、「合理的」という言葉は「相手を説得するための便利な言葉」「自分の決断を自分で納得させるための言葉」としてしか使われていないような気がして、なんだか、さみしいのである・・・・。
と、いいつつ、よく考えれば、私の旧ホームページでも、「合理的」なる言葉が一杯でてきてますな・・・・。
「すぽっく」の名の由来となったTOSスポックも、カーク船長によくこう言ってました。
「船長、それは論理的ではありませんね。」
でも、それは、論理を重んずるバルカン星人の精神からは理解不能だけれども、地球人の精神からは理解できます、という意味だったと私は解釈している。(スポックはバルカン星人と地球人の混血だそうだ)。
逆の立場から・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月15日(月)09時39分21秒
金を集金する立場では、自動引落は非常に便利である。
最近ではクリーニング店や新聞も、外部の業者を使うことで自動引落が利用できるようになっている。
手数料を払ってでも、自ら集金に回るよりはいいだろう。
へこへこ、する必要もないしね。
逆に顧客に接触するチャンスが1回減るのには注意が必要だろう。
自動引落のされる側 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月15日(月)09時33分48秒
私の経験では、大きな企業、歴史ある企業ほど、銀行の自動引落は利用しない。
(税金にかかわらず、電話料金、その他なんでも)
逆に規模の比較的小さい新興企業は、自動引落を利用する傾向にあるように思う。
利用しない理由は、私なりに考えれば以下となる。
1 資金コントロールの必要性
2 引落金額相違についてのリスク
3 支払う側の優位性がゆらぐリスク
4 不正、惰性の内部統制リスクの増大
1は、自分の資金は自らの判断で動かす、という大前提を守ることにある。
自動引落だと、本来の払込期限より数日前に口座から引落されたり、資金が拘束されたりする。大きな資金を普通預金で動かしている企業だとそれだけで利息もバカにできない。
また、万が一資金不足になったとき、どこかの支払いを遅延させなければならないが、それが自動引落だと難しい。(そういう事態にはなりたくないものだが、そこまでのリスクを考えているわけである)。
2 万が一、引落し金額が相違していた場合、そのリカバリー余計な手間がかかる。
ないと言い切れるだろうか、またみずほ銀行のような事態が。
3 金は支払う側が強い、というのが経済の一般原則である(例外もあるだろうがここでは無視する)。
自動引落はその立場を弱くする。
クレームをつけて、そのクレームが修復するまで金を払わない、などということが自動引落にはできない(そのやり方も気をつけねばならないが・・・)。
4 自動引落、ということは、例えば営業マンのETCカードなどであれば、それが正しく営業に使われたものかどうか、ということは、通知が来るまでわからないことになる。現金精算方式であれば、本人が精算しようとしたときに上司の承認が必要なので、不正の可能性は小さくなる。もちろん、その通知をしっかりチェックすればよいのだが、その事後チェックは煩雑であるうえ、そもそもETCカードなりの自動引落を利用しているのは、事務の簡便化のためであるから、事後チェックさえ満足にできない場合もある。
このようにチェック機能が少なくなることから、内部統制リスクが増大してしまう。
また自動引落を行う会社と従業員が共同して不正う可能性を増やすのもやっかいである。
逆にこれらのリスクよりも、事務負担軽減のメリットが大きいと判断すれば、自動引落もよいだろう。しかし、自動引落を行っている企業が果たしてそこまで考えているかどうか・・・・。
税金の自動振込のススメ? 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月15日(月)09時10分02秒
役所は自動車税、個人事事業税などの税金について、自動振込をするよう薦める案内をしている。その理由は、「払込の手間がはぶける」「忘れることがない」ということらしい。
しかし、本当に税金をきっちりと市民のために使おうという気があれば、税金の負担(痛み)を不明瞭にするような方策を薦めることはやらないはずである。
毎年、必ず金融機関に行って払込をする、という行動があって、人ははじめて実感として税金負担を理解し、政策に関心を寄せる。
自動振込(自動引落)は、この「税金負担の実感」を奪い、いつまにか、「負担していることさえ忘れる」ようにするための有用な手段であろう。
もちろん、自動振込がなければ、徴収コストは増大し、乗じて理不尽な不払いをする者も出てこよう。しかし、それを納得させて納入させる説明責任こそが行政に課されているものだと思う。
ちょっとでも役所に良心があるならば、「払込の手間がはぶける」「忘れることがない」などと謳わずに、「役所の手間が省けます」「収納率を上げられます」「使途について説明する手間も省けます」と正直に言えばいいではないか。こちらのことを親切に考えているフリをして、実は自分達の事しか考えていないのが丸見えなのは、ドヘタなマーケティングである。
官僚達・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月15日(月)08時56分50秒
来年から消費税の総額表示が義務付けられる。
表向きは、消費者の混乱を避けるため、ということらしい。
しかし、どう考えても、税金の負担額を不明瞭にすることで、税金への関心を減らそうという意図があるように思う。
混乱を避けるだけなら、表示金額に税抜(本体価格)、税込、などと表示させればいいわけで、総額表に一本化する必要などまるでない。
さすが官僚たちは頭がいい。自分たちのいいかげんな税金の使い方を知っていればこそ、こんな方法を考え出すのだろう。
またもや誤植・・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月 9日(火)22時13分57秒
いいかげん、答連の誤植はやめてくれ!!!
人余り・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月 7日(日)21時15分05秒
今年の就職戦線は完全な買い手市場だそうでたいへんです。
日経新聞によれば、監査法人に就職できない人がかなり多いようです。
今から10年ぐらい前も同じような状況があったに聞きます。
そりゃま、監査の仕事が増えても監査報酬がこれだけ低水準ではむやみに人も増やせまい。
おまけに金のもらえない仕事ほど手間がかかるときてる。
監査法人も、金融庁も、クライアントも、アナリストも、投資家も、皆が部門最適に動けば、全体としては最適にならない、これもまた、合成の誤謬かな。
人が組織を離れるとき・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月 7日(日)21時08分01秒
最近、往査先の経理部員さんがあいついで退職した。
どちらも、給料や仕事の面ではない。
職場の雰囲気に嫌気が差したのだ。
職場の人達は、特段、悪い人はいない。皆、職場を良くしようとしている。
しかし、それが空回り、結果として、働きづらい職場になってしまった。
合成の誤謬のように、各人が目指したものが全体としては逆の方向に行ってしまう。
組織の運営とはいかに難しいものであろうか。
魔法を信じる人々 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月 7日(日)20時56分36秒
ある会社の公開支援業務。(とあるサービス業)
社長言「間接部門に金はかけない。現場の人間の事務負担をゼロにしたい。
伝票なんて使いたくない。でも、サービスごとの利益管理をやりたい。(結構細かい)
経理なんて、昔は自分でやっていたが簡単でしょあんなの。
そんなシステム入れるの手伝ってよ。最近のコンピュータならできるでしょ」
ため息がでてしまう・・・。
「社長、そんな都合のいいことばかりは実現できませんよ」
社長「そうなの?そのためにあなた達にお願いしたんでしょ。知恵を出してよ」
管理会計でやりたいことが決まれば、会社全体を流れる情報量の総量が決まる。
それを、どこで誰がどのように入力し、どこでどように処理するか、がフローのデザインとなる。
現場に入力の手間ヒマをかけさせれば、処理部門は簡単で済む。
現場が入力しないなら、処理部門が情報を取りにいく形にする。
通常は、物事が発生する現場に入力させた方が誤りがないが、手間がかかるので、現場の競争力が落ちることを心配する人もいる。
そこで、だいたい2つに分かれる。
ひとつは、現場で入力させず、関連するデータ等のリンケージをうまく利用し、概算のデータで処理する。
もうひとつは、現場の入力メソッドを、バーコードや様々な入力支援機器で事務負担を減らす。
いやもうひとつあった。有無を言わさず、現場に負担をかけ入力させる。
事務の総量を減らすには限界がある。
総量が決まっている以上、それを入力し処理する部門、人間が必要になる。
昔、大企業にいた優秀な人なのだが、大企業時代のアンチテーゼで、すべて以前の職場のことを否定してしまう。
「そういう普通の企業のようなことはしたくない」
そうですか、では、我々は無力だ。
我々も何も既存の考え方だけで対応しようとしているのではない。
しかし、世の中には、いろいろ工夫の余地のあるものと、変えられない原則があるのだ。
いろいろ工夫して重力に逆らい飛行機を飛ばすことはできる。しかし、落ちていくリンゴが何もせずいきなり宙に浮かぶことはできないのだ。
頭のよい人なのだが現場、コミュニケーションに無頓着である。
いや、無頓着ではないのだが、自分は今の現場を魔法のように詳しく知っており、自分が発した言葉は、魔法のように全社員の琴線に響いていると思い込んでいる。
この仕事は気が重い。自分の信条に従えば、必ず、社長と対立することになる。
しかし我々は会社に雇われの身。会社のためを思うか、社長の意向に沿うか・・・・。
この社長は極端だが、似たような人は多い。
魔法はない。いや、あるのかも知れない。
どちらにせよ魔法使いになるには、魔法の修行が必要だろう、魔法は買えるものではないのだ。
久しぶりの勉強で・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 8月26日(火)06時46分18秒
最近、監査委員会報告などを読み込んでいる。
そこで、勉強に役立つ、あるイメージ理解方法を思いついた。
別になんてことない方法だが、かなり効果あるとみた。
また試験が終わったらどこかで書いてみようと思うのは、やはり、勉強法オタクですな。
でも、そんなに勉強法ばっかり、考えているわけじゃないんですけどね。
いや自分への言い訳でした。
ふたたび、愚痴を・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 8月26日(火)06時43分00秒
先日、専門学校の3次試験の会計学の答練があった。
それが・・・誤植だらけ。どうなっとんねん。
1箇所ならともかく、何箇所も、しかも大事な数字が・・・・。
貴重な時間をよくぞ、無駄にしれました。
あいさつ・・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 8月26日(火)06時39分30秒
世に後輩たちが嘆かれるのは常のこと。
しかし、自らが遭遇するとやはり嘆きたくなるものよ。
なんで、「おはようございます」も言えへんねん!
クライアントが先に言うとるねんぞ!!!!
しかたがないので、朝一番から、お小言モードであった。
ああ、でも次の日・・・・。
また注意したら、「あ、そうでしたね。いや、わかっているんですけど・・・」
もう、いっしょに仕事したくない。
私にあいさつしなくていいから、せめてクライアントにちゃんとあいさつしてくれ。
死のロード 投稿者:すぽっく 投稿日: 8月26日(火)06時16分38秒
出張シリーズの終わり
出張先で勉強をするのは、かなり難しい
どうせ予備校のテキストや答練に目を通すことはできないので
小六法を読むだけである。
この1週間でようやく過去問を本格的に分析できそうである。
もう少し早くやりたかったがしょうがない。
どこまで遅れを挽回できるか・・・・。
あ、・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 8月15日(金)22時03分57秒
読んでくれている人もいるようでありがとうございます。
つれづれなるままですので、あまりご期待なさらぬよう。
今後の予定は未定です・・・。
はじめまして 投稿者:いち読者 投稿日: 8月15日(金)09時51分52秒
>>ぼちぼち閉鎖の潮時ですかね
私にとって、すぽっく氏の日記は一会計士の気概とジレンマが
見え隠れするような味わい深いものでした。
できれば、こういう日記を続けていただけたらな、と思っています。
URL・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 8月15日(金)06時57分44秒
tripodとインフォシーク統合のため、URLが9月から変わるらしい。
ぼちぼち閉鎖の潮時ですかね・・・。
あの名物講師に・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 8月15日(金)06時53分48秒
三次試験の科目で「分析実務」というものがある。
原価計算に、いわゆる財務分析、企業財務論を足したようなものだ。
この分析実務で、あの石井講師にお世話になった。(二次試験ではクレアールで教えている)
なるほど、テキストも講義もコンパクト。
しかし、講義で理解のためになることはあまり言わず、回答の言い回しや公式の羅列と「ここは覚えて」の連発。
二次試験でもおなじみのCVP分析の公式も、複雑なものまで、「覚えてください」。
あほか、こんなもん覚えて何になるねん。方程式立てたらその場で導きだせるし、その方が間違いも少ない。
ふーん、二次試験の講義もこんな感じなのかね、なんて、余計なことを考えていました。
確かに覚えることは重要。しかし、余計なことまで覚えていたら頭がいくつあっても足りん。
三次試験の講座としては、とてもまとまっていていいと思います。
三次試験では二次試験ほど講師によって合否が左右されないですしね。
いやはや、あれから3年。またこんな思いをするとは・・・・。
三次試験もつらいよ 投稿者:すぽっく 投稿日: 8月15日(金)06時43分07秒
三次試験の試験委員についての情報がなかなか入らない。早く試験委員の本も読みたいのだが・・・。インターネットには二次試験の情報はたくさんあるのに、三次試験の情報はほとんどない。母集団の数が違うのでしょうがない面もあるが、インターネットの情報の偏り具合もおもしろいものだ。
三次試験の分量はクラクラするぐらい多い。
なんともしんどいが、ひさしぶりにじっくりと腰をすえて勉強するのもまたいいものだ。
・・・・いいものだ、なんて言っているうちはまだ甘いのかもしれない。
破綻企業・・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 8月12日(火)22時42分48秒
最近、いわゆる破綻企業の調査や支援がたてつづけにあった。
どこも「立派な社訓が書いてある張り紙が元気なく煤に汚れている」ことが印象的だった。
それは・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 7月24日(木)22時11分59秒
場合、程度によります。
(無題) 投稿者:zak 投稿日: 7月18日(金)03時10分12秒
とある自動車販売会社の社員が不正をおこなってました。それもそしきぐるみで。こんなとき会計士さんならどんな対応をとるんですか?
梅雨・・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 7月13日(日)09時37分29秒
気がつくと本年ももう半分を過ぎた・・・。
今年の前半は、身体を壊し、長期入院という事態になった。
健康とは、なんと尊いものか、しみじみ感じた半年であった。
さて、8月にちょっとおもしろそうなスポットの仕事が入りそう。
楽しみである。
三次試験まであと・・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 7月 6日(日)09時59分20秒
4か月。勉強の進度は人より相当遅れている模様。
二次試験は仕事を辞めて勉強に専念できたからよかったが、今回はかなり厳しい。
ちょっと秘策を練らねばならない。
でもぜったい受かりたい。そのためにどうするか。現在思念中。
早く目覚めた朝に・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月25日(水)05時32分14秒
考えることはなんぼでもできる。
言葉に出すこともなんぼでもできる。
しかし、行動することはほとんどの人はできない。
つまり、人は、考えた通りには行動しないし、言葉で発した通りにも行動しないものなのだろう。
それにしても「やっぱりねー。それ前から僕は考えていたんだけど・・・」「前に僕が言ったとおりになったね」
こんなことばかり言う人のなんと多いことか。
洪水を予言してもダメなのだ。箱舟を作って初めて功績と呼べるのだ。
さ、仕事しよ。
test 投稿者:Spok 投稿日: 5月23日(金)12時21分45秒
Good to meet you.
繰延税金資産の回収可能性・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 5月17日(土)19時49分33秒
実際の判断はかなり難しいですな。
もうすぐ短答ですか・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 5月17日(土)17時21分00秒
早いもので私が短答を受けてからもう3年。
光陰矢のごとしとはよくいったものだ。
繁忙期 投稿者:すぽっく 投稿日: 5月 8日(木)22時37分52秒
繁忙期だからしょうがないとはいえ、三次試験の勉強がかなりおろそかになっている。
リカバリー策を検討せねば・・・。
最近、何度も同じ目に・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 3月20日(木)02時20分13秒
某ハンバーガーチェーンでのこと
私「ホットコーヒーをブラックで」
店員「お砂糖とミルクはお使いになられますか?」
私「・・・・・・」
もはや・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 3月20日(木)02時17分55秒
あっというまに1年の4分の1が過ぎようとしている・・・。
時間というのはむごいものだ・・・。
紅白をみながら・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:12月31日(火)20時58分57秒
年末。明日から新しい年が始まるそうな。
最近、IBM復活劇に関する本を3冊(元CEO著も含む)&元アメリカ労働省長官が書いた「勝者の代償」という本を読んだ。企業の反映、個人の反映のためには、「情熱」こそがすべてであるというのが実感として伝わってきた。同時に、こんにちの経済社会が古い家族制度を破壊し、新たな家族制度の構築を促していることもまた、説得力があった。
人間はどこからきて、どこへいくのか。
私はどこからきて、どこへいこうとしているのか。
私たちはどこへいきたいのか。
個人と家族、そして組織はどのように変化していくのか。
人間の持つ暗部を考察するにつけ暗い気分になるのであるが、同時に、希望を持ちたい、というのもまた基本的な欲求であるように思える。
新年は、希望と情熱の年でありたい。
いや、新年だけではいけない、これからの日々、毎日である。
デジカメ・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:12月23日(月)22時56分18秒
デジカメが壊れてしまった。古いものなので、買い替えを検討中。
充電式でなく、市販の電池で実用になるカメラ、というのは意外に少ない。
こういうふうに選んでいる時が一番幸せなんでしょうなあ。
三次試験予備校2 投稿者:すぽっく 投稿日:12月23日(月)22時51分51秒
先日の三次試験講座の講師はひどかった。
まず日本語がおかしい。テキトーである。議論があちこちに飛び、予習不足がよくわかる。話に一貫性がなく、いいわけばかり。金をもらって講義する、ということを何と考えているのだろう。
ま、あまり期待はしていなかったが、ついつい講師採点をはじめてしまうのは悪いクセである。
サンタインフレ 投稿者:すぽっく 投稿日:12月23日(月)22時44分38秒
きょうコンビニのampmに入ったらバイトのお兄さんがサンタの格好だった。
いつも通りむすっとした顔で働いておりました。いつも笑顔であいさつもしていないバイト君が、サンタの格好だけで明るくなるわけもないですが・・・。本人もイヤだろうな。それを見せつけれれる客はもっとイヤだろうと思う。私もイヤだった。
池袋のとあるレストランに入ったら、また店員がサンタだった。またブスっとしていた・・・。
ティッシュを配るサンタは、機械的に配りながら目の焦点があっていないように見えた。
きょうは他にもいっぱいサンタをみたが、半数以上に笑顔はなかった。
サンタはともかく、最近、笑顔での接客というのが少なくなっているような気がする。マニュアル通りのひきつり笑顔はまだいいほうで、あからさまに客を金を運んでくるモノとしてしかみていない態度が多いと感じる。
時代のせいか、デフレのせいか、私の気のせいか。
なにはともあれ、サンタの服を着たら、その日ぐらいは笑顔でいてほしいものだ。
合格者がまた増えるとか・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:12月 4日(水)23時20分43秒
日経新聞にかいてありましたね。ま、半分正解、半分間違い(というか正確に書いていない)の記事だと思います。
それにしても制度を変えればそれでうまくいく、と考える学者や官僚はどうしようもないですな。
金庫を買えば金が儲かるとでも思っているのでしょう。
最近はつくづく官僚の志の低さにあきれることが多く、やるせない気持ちである。
もう12月、11月の繁忙期が過ぎたと思ったら、もう年越し準備、三次試験の勉強もそろそろ始めますか・・・。
体調・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日:10月 9日(水)00時08分56秒
風邪を引いた・・・。
しかし仕事は山積みである・・・。
3連休 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月21日(土)10時41分42秒
部屋の掃除である。
滅び行く会社のあとは・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月21日(土)00時20分55秒
来週は、とある公開準備会社へいく予定。
生まれたばかりの企業である。
先週は、無くなり行く企業の仕事。
今度は、成長を助ける仕事。
企業の寿命は30年というが、なんとも難しいものだ。
再建・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月21日(土)00時17分52秒
ある会社の再建計画の立案にかかわった。
計画は確かに大事だが、それを実行するのはもっと大事である。
実行するにはその計画を社長が骨の髄まで染み込ませて、自分の言葉と行動で語らねばならない。
・・・・。
しかし。
計画ができればそれでもう安心している社長をみると・・・・。
不安になるのはもちろんだが、それよりも、社長の意識を変えることができなかったことが痛恨である。
人の意識など外部の人間がそうそう簡単に変えられるわけでもないし、私が変えようということも不遜なことなのだが、悔しくてたまらん。
計画は立派だ。でも適切に実行されるとは思えない。
実行できない計画を作ったのが誤りだったのか、計画を実行できる体制づくりまで面倒みきれなかったのが誤りか、その両方か・・・。
私はチームの一員としての参加だったが、今から思えば、もっとやりようがあったように思う。
結果として私は全力を出さなかった。出していたからといって結果がかわったかどうかはわからないが・・・・・。
従業員の皆さんに謝りたい。
私には力不足だった。
補習所終了・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月20日(金)01時24分33秒
ようやく補習所が終わった。
長かった。
3分の2はつまらん講義だった。3分の1は有意義だった。
そんな感じかな。
今年受かった人から、補習所は1年間なんだそうで・・・。
補習所の趣旨からいえば、2年目に集中して昼間にやるのが一番効果的だと思うが、なかなかそうはいかんのでしょうね。
次は三次試験。
大原かレックか、どちらにしようかねー。
未知の論点 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月18日(水)22時45分52秒
新会計基準やらなんやら最近はあたらしい処理をしなければならないことがたくさんあります。
しかし、世の中の新会計基準の解説本のほとんどは、会計士協会が出した実務指針の丸写しばかり。4大監査法人が出している解説本は、説例まで実務指針パクリもの。
あれで金をとるとは堂々としたものだ。
現実の実務は、実務指針にはでていない微妙なことばかり。
侃侃諤諤の議論で監査日程が過ぎていく時は若干あせる。
いくら調べても実務指針以上のものはないのだから、自分たちの頭で考える。
そしていくら理論武装しても、最後の「エイヤっ」のときはやはり不安になることがある。
いやはや奥が深いというか、実務指針が混乱しているというべきか・・・・。
とある・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 9月12日(木)01時23分25秒
公開準備会社にちかごろよく行っている。
実にいい商売をしているのだが、会社の人たちの仲の悪いこと悪いこと。
それが・・・やはり最近、業績に響いてきている。
ああ、もったいない。
それにしても「経営」というものの、なんと難しいものだろうか。
人間というもの、なんと勝手な生き物であろうか。
口では、もっともなことを言い、やることはまったく違う者たちよ。
それは私の鏡なのかもしれないが、本当に胸に手を当て、かつての自分に誓えるのだろうか。
いやはや、ちょっと疲れてぐちりました。
8月も終わり・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 8月31日(土)20時29分44秒
リクルートの季節だそうな。
いろんな法人をみるのがいいでしょうね。
この2か月、閑散期のはずが臨時の仕事が次々に入り、繁忙期よりも忙しかった・・・。
ちょっと疲れ気味である。
ひさびさのいい講義 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月13日(木)22時32分44秒
きょうの補習所の講義はよかった。
原価管理の講義だが、実務についていて悩んでいることをずばりずばりと指摘して、見解を述べていく。実務家とはこうありたいものだ。
最後の四半期の補習所はこの調子で、いい講義をやっていただきたいものだ。
三次試験予備校 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月12日(水)01時04分02秒
LECに電話した。2002年度三次試験講座の始まる時期を聞いた。
詳細は、10月ごろに決まるとのこと。
一安心。
TACよ、さらば。
でも、答練(通信)と全答練ぐらいは受けようかな。
棚卸 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月12日(水)01時00分58秒
「棚卸なんて面倒くさいだけ」「なんでそんなに数を数えなければならないの?」
そういう経営者、担当者に棚卸の意義を説明し、理解してもらうのは至難の業である。
教科書的なことをいっても、実感として納得してもらえない。
そしてああ、せっかく棚卸をしても、その後の受払記録をつけるのが不完全なために、結局、在庫管理ができなかったり・・・。
株式公開監査では、棚卸だけでなく、指導的機能を思いっきり発揮する。
自分でやるならともかく、人にやってもらう、ということは本当に難しい。
つきなみだが、結局は、「ひとりひとりの自覚、意識の問題」という場合が多い。
たかだか頭で考え直すだけで、劇的な向上が見込まれるのに・・・。
きっとそれが組織としての向上であり、個人の向上に結びつくまでに時間がかかるという事情が、個人の意識変化の拒否反応となってでてくるのであろう。短期的には、自分の利益に結びつかないのだから。
人間とはなんと自己中心的、近視眼なのだろう。私もそうである。しかも直らない、わかっているつもりでも!だ。
だからこそ、組織が組織として最高のパフォーマンスを発揮させようという時こそ、個人個人の短期的なモチベーションの維持の仕方が問題となってくるのだろう。
ここにまた落とし穴がある。短期的な目標設定の積み重ねが、長期的な目標につながるとは限らないからである。逆に、長期的な目標とは正反対の方向へ向かってしまうことがしばしばある。
いやはや、人間の業とは・・・。
ふざけるなTAC 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月 5日(水)22時59分00秒
TACから三次試験のパンフレットが届いた。
例年11月から始まる講座を、今年から7月から開始する、だと!!
で、例年より5コマ多い。
当然、料金も高い。
なるほど、新しい会計基準がたくさんできて勉強することが多いのはそうだろう。
「はやくから始めることで、また回数が増えたことでゆったり学習できるようになりました。」
だと。
ふざけんな。
これがリスクヘッジ予備校の姿である。
まだ他の予備校の日程は知らないが、LECや大原が例年とおり11月からなら、ぜったいにTACには行かない。
ばかにするにもほどがある。ぜひLEC、大原は平常心でいてもらいたいものだ。
計画はいつも楽し・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月 5日(水)22時41分16秒
夏の研修の計画を練る。主に税務関係の研修会に行くつもりである。
今年の夏はゆっくりできそうでうれしい・・・。
もっとも12月決算会社がひとつあるので、油断できないが・・・。
法人税・・・ 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月 5日(水)22時38分12秒
鈴木基史さんという会計士・税理士の書いた法人税の本は、どれも読みやすい。
入門書とは、かくありたいものである。
ひさびさの事務所勤務 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月 4日(火)23時22分31秒
とはいえ調書の整理で一日が終わった。
(2002/5/31) 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月 4日(火)23時13分09秒
繁忙期の終焉
忙しかった繁忙期が終わろうとしている。さすがに5月は忙しかった。今年の新人君たちは、去年の私のつたない調書を参考に、つたない監査を実施していく・・・。かと、思ったら、きちんとそれを乗り越え、私などよりすばらしい調書を書いていく人もいる。新しい人が入ると、こちらも刺激される。
さてさて、来月から充電開始である。
<HR>
(2002/4/30)
会計士は特別か
サラリーマンがいやで会計士になった、という人はけっこう多い。しかし監査法人の職員はサラリーマンである。組織的監査も行う以上、組織人としての行動が求められる。ところが・・・・なんと自分の組織について無頓着な人たちが多いことか。へたに経営学を学んだだけに、理論ですべて解決できるかのごとく、ふるまう人もいる。また「会計士なんだから、試験で経営学を学んだ人たちだから、そういう人たちをマネジメントするのは楽である(経営に理解があるから)」と考える上層部も多い。会計士たちは特別だ、というわけである。
ばかじゃないの。
あまりいいたくないが、組織として最高のパフォーマンスを発揮させようと真剣に考えている人は非常に少ない。
私にできることは、そういう立場になったら、気をつける、ということしか今は思い浮かばない。
理論では何も解決しない。理論が無意味というわけではない、理論は必要であるし有用である。
ただ、理論は実践しないと意味がない、というだけのことである。
実践、すなわち運用。この運用ができない会社がなぜこんなに多いのか。
とあるスポーツジムのインストラクター。
「ダイエットは簡単ですよ。ジムに通うことを継続したら、それで90%達成したも同然です」
裏を返せば、人間は、楽に流れやすく、自分に厳しくすることは、たいへん難しい、ということだろう。
なんか支離滅裂になってしまった・・・・もう寝ます。
<HR>
(2002/4/30)
アンマッチ
大企業では優秀な経理マンが「辞めたいが職がない」といってくさっているのに、中小企業では、「優秀な経理マンはどれだけ募集しても来ない」という経営者のぐちを聞く。これだけアンマッチがあるのはもったいない。なんとかしたいものだ・・・。
<HR>
(2002/3/21)
常識と良識と落胆と・・・
とあるA電気会社。はやりのサプライチェーンマネジメントを導入したようだ。しかし、納入業者に無理やり自社の納入コードをつけさせて、余計な事務負担を増やしただけ。あれじゃあ、管理するA社の負担も増えているだろうに・・・。
まったく哲学なき改革は、ばかみたい。自社のために他のチェーン構成要素をいじめているだけじゃないか。この会社は、他の会社にサプライチェーンの指導までやってんだって・・・。
<HR>
(2002/3/21)
コンピュータが付加価値を生み出すか?
いいシステム、コンピュータやソフトウエアが導入されたら業務効率が格段にあがると思い込んでいる経営者に会うことがある。結構いる。きちんと運用できなければ、それが幻想であることを納得してもらうのは難しい・・・。
(2002/2/19) 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月 4日(火)23時12分29秒
税金に税金?
揮発油税、タバコ税等には、消費税が上乗せしてかかる。自動車税等は消費税がかからない。原則として資産の譲渡側が負担する税金相当額には消費税がかかるが、譲受人側が負担することが明白なものには、消費税はかからない。いやはや理屈はまあわかるけどややこしいものだ。
<HR>
(2002/2/18)
税効果
明日はクライアントの税効果の仕訳をみなければいかん。私が詳しいわけでもないのだが、税理士さんも詳しくない。申告書の書き方に一抹の不安あり。これからケーススタディをせねば・・・しかし眠い。
<HR>
(2002/2/17)
GAAP?2
未払費用を期末に計上したら、期首に再振替をするか、支出時に消し込むか、簿記の教科書では、そう学習する。しかし、期末に発生主義に従い未払費用を計上し、その後、期中は現金主義で記帳し、次の期末(又は中間期末又は四半期)で、洗替える処理をする会社も多い。月次でみれば1か月遅れの費用計上となる場合が多く(B/S上も変な未払費用が月次ベースではずっと計上されていることになる)、本来の発生主義に従った経理ではないのだが、経常的にほぼ同額の費用が発生していれば、金額的な影響も少なく簡便であるため、なかなか賢い?処理である。毎月毎月、未払費用を計算して計上するのは面倒だからね・・・。最近は、この処理をあえて指導することもある。仕事をしはじめのころは、ものすごく抵抗があったのだが・・・。
理想をいえばきりがない。現実ばかりみていても発展がない。一番いいのは、現実の20%増しぐらいの理想を指導するがいいのだろうが、そのさじ加減もまた難しい。まだまだ、修行が足りないようである。
ただいつも気をつけるのは、「何のため」に指導するか、ということ。その「何のため」をしっかりと意識するためには、会社、経営者を理解することが非常に重要になってくる。たかが記帳指導であれ、あなどれん。
<HR>
(2002/2/16)
GAAP?
企業によって仕訳の切り方はいろいろである。
であるが故に、意外に月次決算に耐えうる仕訳の切り方を指導するのは難しい。
たとえば、給与の仕訳。
よくある一般的な解説書だと
(借) 給与 ××× (貸) 預金 ×××
預り金 ×××
という程度しか書いていない。預り金には少なくとも、健康保険、厚生年金保険、源泉所得税(国税、地方税)、雇用保険がある。管理の仕方も補助科目で分けるか、それとも補助簿をつけて管理するか、両方やるか、いろいろ考えられる。また、社会保険は毎月支払いが発生するが、労働保険は毎年5月に概算払いをするなど、発生と支出が結構ややこしい。自己負担分と会社負担分も、ともすれば混乱しがちになる。社会保険等は基本的に現金主義だったりして、企業会計との整合性がよくないのも混乱に拍車をかけている。
中小企業の経理では、支出時に全額費用処理し、給与支払い時に預り金でなく法定福利費のマイナスとして処理する場合が圧倒的に多い。その方が簡単で、少々のミスがあってもごまけてしまうからなのだが・・・・。しかし、株式公開するためには、月次決算を行う必要があり、法定福利費に重要性がある場合は、このような処理はゆるされなくなる。すると、いろんな管理簿やらで管理をお願いすることになる。大きな会社であれば、この程度のことはなんでもないのだが、小さなベンチャー企業では、この程度でさえも管理部門の大きな負担となる。その程度、兼ね合いが、指導の際にはとても悩ましい・・・・。
(2002/2/14) 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月 4日(火)23時10分56秒
きょうは公開指導でとあるカジュアルで小さな会社へ。経理実務をほとんどしらない担当者に仕訳の切り方からレクチャーする。歩みは決して速くはないが、やはり、やる気のある会社は気持ちがいいものだ。頼られる、ということも快感である。と、同時に、この会社の経理能力は自分が決めてしまうのか、という責任もまた重い。若干、今の私には荷が重い部分もあるが、こうして自分に負荷をかけないと決して伸びないだろう。任せてくれた事務所に感謝である。
(2002/2/14) 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月 4日(火)23時09分03秒
仲間
私は下戸で、話の盛り上げ方もヘタである。なので、酒の場というのは極力顔を出さないようにしている。
しかし、きょうの飲み会は実に気持ちがよかった。昔の職場の先輩の送別会なのだが、やはり苦労を共にした仲間というのはかけがえのないものなのだな・・・としみじみ実感した次第でした。
(2002/2/13) 投稿者:すぽっく 投稿日: 6月 4日(火)23時08分08秒
原価計算
何が「原価」か。
最近の悩みである。本来は、会社がこうあるべき、という考えがあるはずだが、若い会社は原価計算自体を知らなかったりする。そんな会社に対する接し方は非常に難しい・・・。
管理部門って・・・。
最近は管理部門の予算削減が大流行である。しかし、会社の情報を握る大事な部分まで削ろうというのはどうだろうか・・・。アウトソースが、コスト削減に役立っても、かえって会社の競争力を失わせるようなら本末転倒なのだが・・・。正直なところ、管理会計の専門家ってこんなに少ないのか、と最近は驚くことしかり。しかしそれは、管理、ソフト、といったものに価値を見出せなかった日本の風潮が生み出した結果なのかもしれない。
(2002/2/5)
やっとこさ
新ログの引越し作業終了。時間は、やはりない。
(2002/2/5)
ちょっとした公開コンサルをやっているのだが、なかなか奥が深い。やればやるほど、監査とコンサルは分離しないといかん、という気になる。
コンサルは、自分では手を出さない(出すときも実際はあるが・・・)という点がなかなか難しい。教科書的なことは誰でも言えるが、それを企業実態に合わせて、提案するのは実に難しい。
仕事はいろいろ、どれも簡単なものはないのだろう。ただ前職と同様のことがいえた。
1 誠意に勝るものはない
2 クライアントにとって一番よい事を考えることが重要(自分の会社の利益を優先しがち)
まだまだ、いろんなことを勉強しなければ・・・。次は公開時の資本政策だ。
(2002/1/27)
さて、日曜なのに出勤だ。
(2002/1/27)
人手不足?
会計士補は余っている。必要なのは中堅の現場監督クラスである。
いくら試験制度を変えて会計士補を増やしても、将来の中堅クラスは増えない。なぜなら、その分たくさん、監査法人を辞めていくだろうから。私も5年後には転機を迎えるだろう。これは、監査という仕事の問題ではなく、監査法人という組織の問題である。
資格というものはそれなりにいいのだろうが、その資格が、その資格を持つ人の質を落としているような気がしてならない。
(2002/1/27)
CPE義務化
会計士は来年度より、CPE(継続的研修制度)義務化となる。この研修には会計士補も参加できるので、私も何回か参加してみた。その内容は・・・。
いいものもあった。補習所よりもひどいのもあった。ま、こんなもんなんでしょうな。こんな研修で、会計士の職業的専門家としての能力が保てるはずがない。これを言い訳にして会計士協会は言うんだろうな、「CPE義務化で会計士の質が上がる」と。実態は、たいしたことのない講義(または反対にマニアックだったり)のうえに、出席カードだけ差し出してすぐに帰ってしまう人、こっくりとお休みになる方、そんな方が半端な数でなく、たくさんいる。
この姿を投資家にみせたいものだ。
CPE義務化は、絶対に無駄である。こんなことで質の向上を目指そうという協会執行部は、腹を切っていただきたい。
私は、まだ、5年に1回、試験を課す程度がよいと思う。ただし、会計士の職域は広く、幅広くやっている人もいれば専門に特化している人もいる。なので、たとえば、10科目のうち1科目必修(制度改正項目)、2科目選択で、うち2科目が70点以上、3科目平均で60点、という程度にするのがよいのではないか。
もっとも、こうした試験制度も根本的な解決策にはなっていない。大切なことは、会計士各自の自覚である。しかし、これがない人が多いのだから仕方がないのかもしれない・・・。
(2002/1/26)
会計士と組織
会計士は会社に対して内部統制の指導を行うことが多い。特に私は比較的小さな会社の公開監査が多いので、諸先輩方の会社に対するアドバイスを横で聞くことが多い。
そのほとんどは、実態とかけ離れた抽象論、理想論である。具体論がほとんどない。
内部統制チェックリストで形式的なチェックしただけで、結論を出す人もいる。
私にできることは、後で経理部長あたりにそっと耳打ちするだけである。「さっきのは理想論ですからね。内部統制を構築することが目的ではなくて、不正やミスを防止することが目的ですから、できる範囲で、いっしょに有効な手を考えていきましょう。完璧はないですから、できない部分は他の手段も考えてみましょう。例えば、こういう風に業務分担したらどうですかね・・・・。」
会計士の多くは、純粋会計士であり、私のような一般企業経験者は少ない。人により、もちろん差はあれど、サラリーマンの悲哀がわからない会計士が多いようである。特に現場のストレス、がわかっていない人が多いように思う。相手の立場、気持ちのわからないアドバイスなど何の役に立つというのだろうか。
今後の会計士試験は、ぜひ、社会人経験者が、「逃げでなく」、「新たな挑戦として」、会計士試験に参入しやすいようになって欲しい、と願うばかりです。
(2002/1/26)
なんとまあ
新Spok'sLogとしてちょっとだけ再開しました。
今回は、受験生を励ますためのコンテンツではありません。
ただ、私が書きたいことを書くだけのものです。
なので、どこにも再開の知らせは出していません。ひそかに自己満足ではじめます。
基本的にうっぷんばらしなので、読んでいて気分の悪い方はご退出ください。
(2002/1/19)
久しぶりの書き込み
ようやくちょっとだけ時間ができました。うれしいことを報告します。
通信生@ながのさん、合格おめでとうございます。
最初の頃「通信生だから不利、ということはない、どの立場にしても有利、不利はある、あとはそれをどう生かすか」という趣旨でエールを送らせていただいた方でした。通信での短期合格、お見事でした。私の方法論も少しは影響されたのでしょうが、自ら悩んで自分と正面に向き合い、自分なりの方法論と根性でがんばられたこそ合格されたのだと思います。
他にもメールをいただいた中から合格された人が何人かいらっしゃいました。
このサイトの趣旨は共に働きたい人材を励ますこと。こうして合格の報告を聞くと、仕事の後に目をこすりながら更新作業をした甲斐もあったというものです。自分がやっていることが本当に励ますことになっているのか、余計なお世話になってやしないか、よく自問自答しておりました(今でもたまに自問自答しますが・・・)。
そしてまだがんばっている方々がいます。そうした人達は、ただただ合理的にがんばっていただきたい、そう願うばかりです。本当に倒れる寸前までの全力投球、それができた時きっと道は開けると思います。
今、私は監査法人にて主に国内監査にかかわっています。
「監査はつまらない」っていう人も多いのでしょうが、私はとっても楽しく仕事しています。ここまで精神的にやりがいのある仕事はすばらしいと思います。ただ、本質的でない部分で古くて不合理な慣習が残っていたり、監査の本分を忘れた妙な先輩や上司(あるいは一部のクライアント)もいることはいます。まあ、それはそれとして、監査はおもしろい。つまらなくしているとしたら、それは、監査の一部分だけを機械的にやらすような多くの監査法人の「仕事のやり方」にあるだけのような気がします。監査そのものはやっぱりおもしろいですよ。それを支えているのが精神的独立性であり、これを常に保っていられるのが他の職業と違うところですね(尤も、それを保つ精進もまたたいへんであるが・・・)。
まだ見ぬ未来の合格者の皆さん、がんばってください。
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