Spok's Log V 過去LOG
(2004/3 - 2004/9)


ブログなるもの 投稿者:スポック  投稿日: 9月19日(日)10時02分39秒

こんなもの作ってみた。

http://blog.livedoor.jp/spok/

どこまでできるかわからないが、今後はブログなるものにつれずれなるままに
書いていきたいと思う。

休みの日の朝 投稿者:スポック  投稿日: 9月19日(日)09時13分14秒

ぽっかりとお休みすることができ、なんかへんな感じである。
朝方は、なんだか秋らしい匂いがしたりして、1年の早さを感じさせる。

先日は、上場はしていないが有価証券報告書提出の対象となる会社に監査にいった。
これは、過去に、社債などの発行で、証券取引法上の「募集」にあたるものを
発行してしまったために、毎年、有報を提出しなければならなくなったものだ。
証券取引法上の監査であるから、形式的にいえばもちろん、上場会社の監査と
なんら変わるところはないわけであるが、実質的には、利害関係者も少なく、
監査の現場はぴりぴりすることもなくまったりとしている。
法人の事情でいえば、こういう会社は新人の主査などの訓練の場に最適である。
形式的には証取なのでたいへんなのだが、多少のミスなどはカバーできる。
(クライアントには本当に申し訳ないのだが・・・その分、監査報酬は安いようだが・・・)
なにより上場しているわけでもないから、経理能力は低い。
必然的に我々に頼ることが多くなってくる。いろいろな質問がくる。当然と思っていた
ことが、実は今までわかっていなかったのか!なんてことや、意外にするどい質問が
きたりする。すると、こちらも調べるのはたいへんだが、自分の勉強になることも多い。
そんなこんなで、クライアントの人柄もあるのだが、持ちつ持たれつのいい関係である。

怒涛の急がしさの中、そんなクライアントに往査にいくと、ちょっとほっとする。

久しぶりの三連休 投稿者:スポック  投稿日: 9月18日(土)19時04分20秒

いや、怒涛の毎日である。忙しい・・・。
といいつつなぜか監査法人のリクルートを手伝っていたりする・・・。
かわいそうに、今年もだいぶ就職はきびしいようだね・・・。
会計士を5万人に増やす!と意気込んでいた人達は今はなにをしているのだろうか。

最近、とある企業の事業計画の策定にかかわった。
それにしても、未来を予測することの難しさよ。
「合理的」といわれるところの落としどころの難しさよ。
そして経済合理性などどこふく風で自分の身を守るだけの、銀行の企業戦士たちよ。
ま、あなたたちは、「先生」と呼ばれる人のお墨付きが欲しいだけで、
我々の能力などどーでもいいわけですな。
ま、それはそれで、お仕事ですから。




くそったれ。最後にひっくり返してやる。



という私恨で仕事をしちゃいかんと思うきょうこのごろでした。

**
問題集は日商1級のTACの市販問題集ですかね。

(無題) 投稿者:きの  投稿日: 8月13日(金)19時21分39秒

スポックさん、問題集は専門学校のテキスト以外に市販のを買いましたか?何かあれば教えてもらえませんか

見逃せない表現がっ!! 投稿者:見逃せない表現がっ!!  投稿日: 8月 1日(日)01時31分48秒

見逃せない表現がっ!!

もろ粉飾!? 投稿者:スポック  投稿日: 7月30日(金)00時31分32秒

内側から見た富士通「成果主義の崩壊」城繁幸を読んだ。
まあ人事制度の失敗の話なのだが、会計士としては見逃せない表現がっ!!

「大規模な商談の売上を和え倒ししたり、逆に支払いを先に延ばす程度はかわいいもので、緊急時には業績のいいグループ会社からブランド使用量の名目で臨時に徴収することもある」p122
「生産力が落ちる一方で、長野工場には膨大な磁気ディスクの在庫がそのまま野積みされていた。恐ろしいことにそれらは「棚卸資産」として勘定されていた。何年も前の型落ちでくず鉄ほどの価値もないガラクタが、帳簿上は9000億円の部品として扱われていたのだ。言っておくが、その時点で、まだ部門としても黒字であり、会社には十分すぎる体力があったはずだ。しかし誰もこれを償却しようとはしなかったのである」p106

売上については、形式上、実現主義の要件を満たしたようにするのはできなことではない。会計士さんは見抜けなかったようだ(ただこれは見抜けなかったから即監査の不備ともいえないだろう)。
また筆者は人事部出身であり経理には詳しくなさそうなので表現があいまいだが、支払についても引き伸ばすだけならキャッシュフローには影響がでるか、損益には影響がでないはずである(不自然は買掛金が残るが・・・)。もっとも処理のしようによっては、損益に影響させることもできよう。
ブランド使用料も難しいところだが、金額が多ければ気づくでしょうな。

9000億円の不良在庫はすごいね。本当に9000億円もあったのかどうかちょっと疑問な点もあるが、本当だとするとこれだけの不良在庫を見過ごしたのは・・・・。

他人の書いた本なので、どこまで信用していいのはわからないが、大丈夫でっか、新日本さん。

おばけ・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 7月30日(金)00時10分45秒

監査部屋にて

若手会計士「この処理は認められないですよね。明らかに利益調整だし、粉飾ですよ。金額も大きいし。」
老会計士「いやーこの処理は昔は我々も利益調整として薦めてたんだよね〜。まあ、しょうがないんじゃない」

結果は・・・・怖くていえない。

それにしても・・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 7月30日(金)00時01分51秒

税理士と会計士って団体同士ではほんとに醜い業際問題を起こす。
とっとと資格一元化にすればいいのに。そしたら試験で会計士を増やさなくても、税理士が会計士になってくれるのにね。
会計士が(税理士試験に比べて)あんなに簡単な租税法の試験なんだから、税理士も、監査論だけ受ければ他は免除、でいいのにね。ん、商法?ま、それは研修でいいんじゃない・・・!?

・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 7月29日(木)23時57分28秒

アルバイトはしてません。
もうひとつはご自分でご判断ください。

同じくクレアールでござる。 投稿者:みっちょりーな  投稿日: 7月27日(火)18時09分40秒

スポック氏のホームページ、拝見いたしました。
はやく合格したい・・・。

(無題) 投稿者:きの  投稿日: 7月26日(月)18時04分33秒

はじめまして。大学4年のものです。
今は大学の近くにあるクレアールというビデオブースで学習する専門にいってます。
スポックさん、質問です。
・アルバイトしてましたか?  
・あと、ホームページにある、2次試験用のお勧め書籍(2000年度に関するものであり・・・とあるので、2005年目標でも使えるか疑問に感じました)は現在でもつかえますか?(自分で調べろっておこられるかなぁ・・・)
おしえてください。

公認会計士の日 投稿者:スポック  投稿日: 7月25日(日)00時52分12秒

過ぎた話だが、7月6日は公認会計士の日だったそうだ。
世の中のほとんどの人が知らなかったでしょうね。
政府に働きかけて休日にでもしてもらえば・・・・。
会計士にチョコを送る日とするとか・・・・。
いや、ツバでないことを祈る。

AXLってどうですか? 投稿者:KAZU  投稿日: 7月24日(土)19時22分39秒

いま、簿記一級をとりあえず流したぐらいの実力で、AXLに質問に行きました。
「来年に間に合うでしょうか」と質問しましたが、かなり具体的に講師の方が解答してくれて、その点は他にくらべていいのかな、とは思いました。
 他によい予備校があれば別ですが、前向きに考えてはいます。

次の合併・・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 7月18日(日)22時14分17秒

UFJと東京三菱が合併だそうで。
とすると、4代監査法人も大監査法人に集約されるということかな。
メガ監査法人が誕生するのだろうか。海外提携はどうするのかな。

ああ・・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 7月17日(土)00時24分38秒

青山ブックセンターが全店閉鎖だそうな。
六本木の店は深夜までやっており、たまに行っていた。
青山ブックセンターは、美術系の書店なのだが、実は会計系でも、ピカリと光るセンスを持っていた。
特に、会計系の品揃えが多いわけではないのだが、「おっ、さすが退職給付関係でも、一番、内容が充実している本がおいてある・・・」「おっ、なぜこんな経営分析のマニアックな本が・・・」などと、棚をみているだけで楽しい書店だった。
それだけに寂しい。

サイト変更 投稿者:スポック  投稿日: 7月13日(火)22時52分11秒

簡単にサイト内検索を取り付けられるためniftyに移りました。
いろいろ移って恐縮ですが、ブックマークをご変更ください。
http://homepage3.nifty.com/spok/

でも、サイト内検索で、「簿記 勉強法」とかやってみても、ほとんど全ページが反応してしまって・・・・。よかったのかどうか・・・・。

新鮮だったこと2 投稿者:スポック  投稿日: 7月 9日(金)23時24分23秒

会計士補になって最初のころ。
過年度の調書をみて勉強していると変な数字がかかれた交通費勘定の元帳をみつけた。
総務部○○交通費営団地下鉄153円。
「ん、なんで営団地下鉄の金額が円単位で端数なんだ?」
もちろん、これは消費税の影響なので、別に変な数字でもなんでもなく、当然の数字だった。(160円の切符の本体価格分)。
しかし、受験あがりで消費税について何もしらなかった当時は、頭がひっくりがえる感覚だった。
「あ、そうか、電車賃も消費税って含まれているんだ・・・・。そうか、自動販売機のジュースにも消費税で含まれているんだ・・・・。」(理論的は「含まれている」という表現はちと違うと思うが、ここでは省略)。
何も考えず生活をしていたので、電車賃の160円やジュース代の120円が税込価格だという認識はまったくなかった。
あのときの新鮮な感覚は今でも思い出せる。
あれからすぐに消費税の勉強をはじめた。企業会計では消費税はきってもきれない縁がある。同時に会計ソフトと相性が悪い税金である。私は今でも、税抜処理より税込処理でもいいじゃないの、と思うが、公開企業で税込処理をとっているところは私の知る限りほとんどない。確かに税金のせいで売上げが水ぶくれになるのは、おかしいが、一方で預り金ではないのに仮受消費税として処理するのも違和感がある。たいへん難しい税金である・・・。

新鮮だったこと 投稿者:スポック  投稿日: 7月 9日(金)23時10分48秒

監査法人でリクルート&新人研修の話を小耳にはさんで、入所当時のことを思い出してしまった。

なんせ一番、ショックだったのは監査調書を鉛筆(シャーペン)で書くこと。
試験では、鉛筆は許されなかったので、たいへんな違和感を覚えた。
「どうして鉛筆で書くのですか?」
「え、後で修正しやすいようにだよ(笑)」
「・・・」
なんて、そのうち鉛筆で慣れて、たしかに転記間違いや、あとで調書の体裁を整えたりすることを考えれば鉛筆がもっとも効率的だし、ボールペンで書いたからといって、保証水準があがるわけでもない。
でも被監査会社のサインや議事録が鉛筆で書いていたら、「いやーちょっと信頼性が・・・」などと言うのであろうから、果たして慣れてよかったのか、業界の慣習につかっただけなのか・・・・。
今、鉛筆で書くことに何の違和感もないが、当時のあの違和感はなぜかたまに思い出すと、不思議な気持ちになる。

結局は自分?それとも・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 7月 9日(金)22時11分39秒

こういう予備校や講師の評論をすると、「結局、自分で勉強するのだから講師の評価など無意味」「大手TACにいっていれば、皆が受けているのだから大丈夫」などといわれます。
それをすべて否定するわけでもありませんが、私は「理解」と「覚えることのランク付け」には、講師の力量はたいへんかかわりがあると思っています。

合格するのに100の力が必要だとします。
最後の10については、自分の馬力が必要だと思います。
しかし、その手前の90に上がるためには、講師や予備校を有効に使えば、比較的楽にそのステージまで達すると考えています。

私も試験というのは、最後の10の部分で勝負が決まると思っています。「最後は自分の力」というやつですね。一方で、その最後の力を存分に発揮するには、なるべく早く90のステージに上がる必要があるのですが、ここに至るプロセスに優秀な講師とかかわりがあれば、早く90になり、残りの気力で最後の10の力を出せると思いますが、変な講師にかかわり、90になかなかたどり着けず、最後の10の力を出し切れずに本番当日に向かうことになるのではないかと思います。もちろん変な講師と出会っても、自分の力だけで100の力をつける人もいるのでしょうが、それはいわゆる地頭がよい、優秀な方だけであり、私のような異星人との混血にはできない芸当です。
端にも棒にもかからない人は別にして、多くの受験生は、ほんのちょっとの差しかないと思います。そう、最後の自分の10の力を出し切れるかどうかです。そういう点では、最後は自分の力なわけですが、会計士試験のボリュームが多いため、その自分の力を出し切るためには、その前提として優秀な講師陣の力を借りたほうが、得策であることは間違いありません。(優秀な講師というのは人によって違うのであるから、そこは要注意。自分に合った講師ということである)

「結局、自分で勉強するのだから講師の評価など無意味」という批判は、講師の力にかまけて、最後の10の力を出していない「甘ちゃん」に向けての言葉であって、真剣に最後の10の自分の力を出し切ろうとする人には、あてはまらない批判であると考えています。

新しい予備校!? 投稿者:スポック  投稿日: 7月 9日(金)21時56分41秒

とある方からのメールでアクセルという新しい会計士専門の予備校ができたことを知った。
ホームページをみてびっくり、LEC講師陣がかなり流れたようですね。
何より、長瀬講師が復活されたのを知り、とても感慨深く思います。そして、あの森村講師も主任(なのかな)として講義を担当されるとのこと。商法については、最強コンビが放つ講座になるようですね。かつての予備校&講師評論家としては、いろいろ言及したいところではありますが、私が知っている範囲だけで、感想をば述べてみよう。

簿記・・・あの有名講師戸原先生のご登場です。私は講義は聴いたこともないし、答練の解説をちょこっとだけ聞いたことがあるだけです。氏の作った早朝答練は確かに他の学校のものより良問が多いと思いましたが、当時は、問題数が多くてとてもこなしきれないと思いました。今回のカリキュラムがどうなっているのかはわかりませんが、あのときよりも問題数が少ないといいですね。
原価計算・・・すいません何も知りません。
財表・監査・・・これまたLECの超有名講師野坂先生のご登場です。氏の講義を数回聞いたことがありますが、かなり理論的に包括的な立場から教えていらっしゃるようです。井上良二教授と似ているのかな、と思いました。私が聞いたときは、ちょっと自分のテキストを自慢するような口ぶりが気になりましたが、まあそれと講義の質は関係しないのでしょう。私としては偏っていても、ある特定の学説によりどころをもって、それを中心として対立学説を教える方が理解しやすいと思いますが、氏の独自の教授方法は・・・どうなんでしょうか、すべてを聞いたわけではないので、まあ、結局はノーコメントです。
商法・・・あの森村先生のご光臨です。私は氏の早朝答練の解説しか聞いたことはありませんが、問題は秀逸、解説は抜群、けなしようもない、すばらしい解説講義でした。インプット講座についてはよくわかりませんが、森村さんの力量から察するに、はずれはありえないと思います。私の師、長瀬講師は特別講座だけの担当のようです。たいへん惜しいですね。もっともっと全面的にかかわればいいのに・・・と思いますが、いろいろご事情があるのでしょう。たとえ、1時間でも、長瀬講師の話をきくのはためになります。なにをおいても、ぜったいに講義を聴くことをお勧めします。
民法、経営学・・・何にも知りません。
経済学・・・ちょっと昔の有名講師高橋先生のご登場です。私の二次試験のときにはいったん予備校界からは引退されていましたが、復活されたのですね。直接の講義は聴いたこともありませんが、彼の講義を受けた先輩諸氏は、絶賛しておりました。私の二次試験の上級にあがるときに、彼の昔のテキストを探したけど見つからなかった思い出があります。私はTAC経済学で苦労しただけに、いったいどんな講義をされるのか、たいへん興味があります。

まあ、別に何の役にもたたない感想ですな。まいっか。

いつのまにか・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 7月 4日(日)20時34分18秒

短答の発表があったようですね。
今年もまたボーダーは高かったようで・・・。
論文試験が今年は例年より1ヶ月ぐらい遅くなったようです。
ということは、短答特化が長くて従来では論文の勉強が間に合わなかった人が、競り合ってくることになる。
論文は激戦だ。合格率は多少あがるようだが、この試験はますますたいへんになるばかりだ。

念のため・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 6月24日(木)23時53分28秒

下の投稿は作り話ですからね。

ある企業の終焉・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 6月24日(木)23時52分18秒

ある企業の経営は相当前から傾いていた。
収益状況は10年以上前からジリ貧、過去の資産で食いつないでいました。
粉飾決算により、銀行、従業員、取引先は、うその好業績を信じていた。
でも、その割にはおかしいいなあ・・・という人もいた。
銀行の審査担当・・・業績好調の割には有価証券をクロス取引しているようだが、売却益がどうもおかしい。
従業員・・・業績好調なのにどうして福利厚生が削られていくのか。合理化合理化といって、人が減っていくのか。
取引先・・・業績好調なのにどうして支払条件が変更されるのか。
でも、誰も声をあげませんでした。「でも会社は業績好調で心配ないって言ってるし」

企業の経理部は知っていました。
会社の危機的状況を。しかし、経営陣に物申す人は誰もいませんでした。
「そんなことを言ったら査定に響くし、そもそもそういう役目ではないし・・・。」
取締役の一部も知っていました。
しかし、己の任期中は大過なく過ごせると思っていました。「もうすぐすれば役員退職慰労金ももらえるし。」
監査役は古参の元従業員でした。何も知りませんでした。

経営者はすべてを知っていたのでしょうか。
粉飾していた決算書を眺めていたために、違うとわかっていても勘違いしていました。
「いつか何とかなる。今は市況が悪いがいつかなんとかなる。」

さて、この企業は、いつどうなるでしょうか。
終わりの始まりは、気づかないうちに徐々に始まり、カタストロフィーは急に来る。

それを避けるには、痛みを承知で、声を上げ、周りを説得するだけの熱意ある人が必要だ。
その人は、自分の報酬地位でなく、会社の今後、後輩達の今後、取引先の今後を、真剣に考えられる人でなければ勤まらない。もっとも紀元前のローマの時代から「世のため人のため」に生きることはたいへんな苦労があり、常人にできることではなかったらしい。
そして平家物語もこういう。「盛者必衰」と。
必衰の公式はあれど、必盛の公式はない。
自分の無力を感じるきょうこのごろである。

憲法改正は不要!? 投稿者:スポック  投稿日: 6月24日(木)23時50分6秒

現行憲法の解釈で自衛隊を海外派遣し、多国籍軍の一部になる。
自衛のため、国際貢献のため、という理屈だけつければ、今後、どんなことだって現行憲法でできないことはないんじゃないのか。
自衛隊が必要なら憲法改正は不可避と思うが、今の拡大解釈がまかり通れば、逆に憲法改正など必要なかろう。憲法骨抜き解釈ね。
こうして建前(条文)と本音(解釈)が乖離してくると、法治国家とは何か、という疑問になる。
そして、何より、言行不一致が国家の将来、未来の後輩達に及ぼす影響を考えると、どうしても暗い気持ちにならざるをえない。
終わりの始まりは、気づかないうちに徐々に始まり、カタストロフィーは急に来る。
誰かが言った。きしみはそれだけのことなのではなく、コップに溜まった一滴一滴の漏れる音だと。

というわけで 投稿者:スポック  投稿日: 6月24日(木)23時46分59秒

「・・・」ということにしておけばいいんじゃないか。

なぜか多くの県警で大量の保存期限前文書が捨てられ、
なぜか出生率の発表が年金法案可決まで伏せられ、
なぜか・・・・・・。

誰も信じないことが、「・・・・ということにしておく」というお約束化で、スルーしてしまう。
そもそも理屈が通った社会は古今東西ほとんどないのだろうが、自分の目の前で行われると愕然とする。
どの世でも、志を高くすることが求められながらも、その志を巧妙にくじくシステムが存在する。
「おかしいものにはおかしいという」この単純な理屈が通らないのは、人間そのものにおかしな性質があるからだろうか

なにはともあれ・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 6月22日(火)00時10分8秒

会計士VS税理士の戦いを繰り広げている限り、投資家、納税者の利益になるような話にはなかなかならないだろう。
いつか、その双方の足元がすくわれる日が来るのかもしれない。
どう、いっそのこと、資格統一したら?

戦場は中小企業!? 投稿者:スポック  投稿日: 6月22日(火)00時05分35秒

次の商法改正で、「会計参与」の新設が予定されている。
会計参与になる資格は、公認会計士または税理士が予定されている。
会計参与の設置は任意であるが、会社の機関であり、財務諸表の作成を担当する。
これで、中小企業の財務諸表の信頼性がアップする!?・・・のか。

いろいろ見聞する限りでは、なんというかいろいろあるようだ。
これまで税理士はとにかく会計士に独占されている財務書類の保証業務をやりたくて仕方なかった。だからこそ、ちょっと前には税理士法の書面添付制度の拡充(依頼者から会計、税務で相談を受けたことを詳細に書類に書き、申告書に添付する制度。この書面があれば課税庁は税務調査の前にその税理士に意見を聞かなければならない)が、税理士らの圧力によって改正された(もちろん、「監査証明」ではない)。それでもあきらめきれない税理士は、今度こそ、中小企業財務書類の保証業務をやりたくて、いろいろロビー活動を行ったが、会計士協会や法務省が抵抗し、結果、よくわからん会計参与の創設とあいなった。
書面添付制度は、財務書類の監査証明ではないが、一部の税理士の間では「法的に見れば税務監査報告書の意義を有する」(TKC最高顧問)と考えられてきた。
まあ、会計士側は「書面添付は財務書類の証明ではない」という形式面で安堵し、税理士は名を捨て、実をとり、「実質的には申告書の証明書である」という実質面で勝利を得ようとした・・・・が、しかし、書面添付制度はあまり浸透しなかったようである。
引き分け・・・かな。

そして、次は会計参与である。
税理士業界は今度こそ、限定的な保証という形で、中小企業の監査を成し遂げようとした・・・そのために中小会社の会計基準を独自に作って・・・地方公共団体の監査人になれるという実績もぶらさげて・・・(中小会社の会計基準については、会計士業界、税理士業界、中小企業庁が作ったものが乱立している)。
これは書面添付制度よりも、さらに財務書類の監査に近づこうとしている。
ここでもまた会計士は「財務書類の証明ではない」という形式面で安堵し、税理士は「実質的には財務書類の保証ができる」という実質的な面で、勝利を得ようとしている・・・・、が、どうなるでしょうね。
4〜5年後には、結果がでる・・・でしょうか。

私見では会計士協会は弱腰すぎる。
レビューなんてよくわからん言葉ではなくて、「簡易監査」と銘打って、保証水準を落としたものを謳えばいいのだ。それさえあれば会計参与など、わけわからん制度はできなかっただろう。
税理士さんを敵にまわすつもりはないが、形式面にとらわれていると、いつか足元すくわれまっせ。これまで会計士の数を増やさなかったため、会計士は選挙で弱い。政治に対する力は、税理士業界の方が、数が多いだけ強い。
ま、数を増やしてこなかったツケが、いろんなところで、きしみとしてでてきているような気がする。

マクロとミクロの深い溝 投稿者:スポック  投稿日: 6月20日(日)01時15分32秒

合計特殊出生率が1.29だそうな。
政府や自治体の少子化対策は、マクロ的には華やかであったりするが、ミクロで見るととんでもないことになっていたりする。
私が住む自治体が、理由を問わず、役所の託児所の一時利用が可能になった。これまでは、母親が入院する場合など、限られた理由がないと利用できなかったのだが、子育て支援の一環として、理由を問わず受け入れることになった。もちろん、美容院に行くため、映画をみるため、に、子供を預けてもよいのである。役所がやっているので、民間の5分の1ほどの料金だ。なるほど、政策としてはいいでしょう。
ところが・・・・。
利用には、2週間前からの予約がいります、利用者登録で両親の写真入りのカードを作らねばなりません、託児所で食事は食べられません(用意もしないし、弁当もだめ)、キャンセルは3日までにいれてください・・・・。
こんな運営では「利用するな」といっているようなものだ。子供は急に体調を崩すこともよくあるし、なんで2週間前から予約が必要なのか、食事がとれないなら長時間は無理だ、事前の手続もこれまた面倒だ。
それでもなんとか利用できたとしても・・・・、保育士の態度は最悪だわ、受付もなんじゃこりゃ、とても安心して預けられる環境ではない・・・・。

この国の行政には、リーダーも不在であれば、マネジメントも存在しないのか。
ただお題目だけの政策が唱えられ、後に検証もされないまま、時が過ぎていく。

やるべきことは、はっきりしているのだ。皆、わかっている。たとえベストでなくても、少なくともベターな方法は、皆知っている。

そう、「適切な実行だけがない」のだ。

でもこれは、ひとつの事例でなく、不振企業、不振受験生にもあてはまる。

「やるべきことはわかっている。あとはやるだけだ」
・・・・でも、「適切な実行ができない」んだよね・・・・。

お題目もけっこう。理念もけっこう。たいそうな政策もけっこう。
ただいつも、それを正確にブレークダウンし、実行ができないのだ。
いかに「実行」が大事か、いかに「徹底」が大事か、これを肌で実感できることが大切なのだ。
でもこれは一朝一夕には改善しないのだろう。なんせ、言行不一致は、人間の原罪ともいうべき性質なのだから・・・。
逆にいえば、「適切に実行できる者」であるだけで、大きなアドバンテージがあるということだ。

なぜだか・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 6月15日(火)21時09分18秒

今度は、「ローマ人の物語」塩野七生を読み始めている。
これまでに歴史にあまり興味はなかったが、これはすごいね。分量もすごい。
それにしてもローマ人やらあの辺りの人は2000年も前からすごかったんですな。
現代にも通用するようなお話がごろごろでてくる。
歴史は繰り返す、というのは本当なんだなあ・・・と思う。

文庫本を2冊読了 投稿者:スポック  投稿日: 6月13日(日)00時36分7秒

宮部みゆき「火車」「理由」を立て続けに読んだ。
宮部みゆきは初めて読んだのだが、うわさに違わず両書とも抜群に面白かった。
「理由」はその野心的な試みに対しそれが成功したとは思われないのであるが、「火車」はすごかった。分厚い本だったが、1日1冊ペースであっという間に読んでしまった。

あいもかわらず・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 6月10日(木)21時02分5秒

ちょっとばかし時間ができたので、勉強法をちょこっとだけまとめてみた。
あいかわらず物好きなこって。

雨の降る夜の読書に刺激され・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 6月 7日(月)00時34分25秒

国会で繰り広げらる茶番劇。
人類数千年?の歴史からすれば、常に行われてきたことなのだろう。
しかし、その只中にいればやはり、純粋に腹が立つ。
志は食えないが、権力だけでは志も買えぬ。
粒のような不信はやがて大きくなり、濁流となり繁栄の都を飲み込むだろう。
しかし所詮は濁流、幸せになるのはそれを見越し避けた者である。
なんてね。

銀行はどこへいく・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 6月 3日(木)01時02分28秒

先日の新聞で「地方銀行も保険販売業務の拡大へ」などという記事がでていた。
つまり、おまけの業務で儲けを出さないとやっていけないほど本業が苦しくなってきた、ということだ。

銀行の本業は、
1 預金を集め他へ貸付ける金貸業(信用創造機能)
2 決済仲介機能(為替業務)
である。
これが苦しいということは、そもそも本業が不採算部門になりつつあるということか。

企業再生の基本は、(現在あるいは将来の)不採算部門を切り捨て、優良部門を残すことにある。

では、本業がダメな銀行は?
銀行業をやめて保険代理店業になりますか?
そりゃ無理ですよね。
銀行で保険が売れるのは
・窓口に人が来てくれる
・銀行という名の信用がある(幻想だろうとも)
・他の取引に付随して保険等を有利に売れる(恫喝であろうとも)
なのだからね・・・・。
つまり本業あっての副業なのだ。

かつて、車よりもその付随業務獲得(保険や金融)に邁進したフォード自動車は、
その車の魅力を失い、かえって顧客を失ったという。
当時、その戦略を発表された当時は、会計士受験生のころで、経営学を習ったばかり。
「へえー、なるほど」と関心までしたものだ。
「モノづくりからサービスへの転換か・・・」とね。
それが3〜4年たって、この現実。クライスラーよりはいいのだろうが・・・・。
戦略そのものは間違っていたとは思わない。
ただ、本業をおろそかにしたのがまずかったのだと思う。

まあ、これからも伸びる銀行、つぶれる銀行はあるのだろう。
伸びる銀行は保険販売などの付随業務を伸ばした銀行ではなく、
本業を魅力的な事業に転換することに成功した銀行であるだろう。

そして公認会計士の行方は・・・・?
そう、本業を大切にしなければなりませんね。

腰が・・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 5月15日(土)20時30分31秒

監査ではクライアントの会議室をお借りして作業する。
先週往査したクライアントでは、いつもの会議室が利用できなくて役員会議室なるところでみっちり作業した。
ふかふかのイス、分厚いテーブル・・・・は短時間のふんぞり返った会議ならいいのだろうが、長時間の事務作業にはとうてい向かない。
腰、肩がぱんぱんに張り、だんだん作業効率が悪くなってくる。
ああ、来週のクライアントのイスは、ふかふかでないように・・・。

ヒアリングのわな 投稿者:スポック  投稿日: 4月24日(土)23時03分20秒

はじめておじゃました会社で・・・。
スポック「御社の売掛金の入金サイトはどれくらいですか?」
経理部長「うちは全部、月末締めの翌月末払で入ってきてます」
スポック「例外なく・・・ですか?」
経理部長「そう全部です。うちの売り先はみんなきっちりしてますよ」

帳簿をめくり・・・・。

スポック「すいません、これ入金遅れているんですか、3か月分たまってますけど・・・」
経理部長「ああ、こここね、ここは財閥系でね、ここだけ特別に90日サイトなんですよ」
スポック「これ以外に、特別なサイトの売り先はありますか?」
経理部長「ええ、ここだけです。ここだけ特別なんです」

帳簿をめくり・・・・。

スポック「すいません。ここもなんだか3か月売掛がたまっているようですけど・・・」
経理部長「ああ、ここね。けっこう、ここはわがままでね、90日のときもあれば、120日なんてのもあるんですよ」
スポック「あのー、売掛は全部30日サイトとうかがったんですけど、他にもいろいろありそうですね」
経理部長「いやーうちは、全部30日サイトですよ」
スポック「・・・・」

CPE・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 4月24日(土)22時56分27秒

新しいCPE(継続的専門研修制度)カードがきた。
しかし、その単位の申告の義務は、毎年4月1日現在に会計士である者なので、この1年は義務免除である。三次試験でがんばったから今年はいいよ、というわけでもないのだろうが、なんか肩透かし?である。

B版の世界 投稿者:スポック  投稿日: 4月24日(土)22時52分41秒

歴史ある会社にいくと、B5やB4の用紙で資料を渡されることがある。
こちらはA4のファイルなので、綴じる場合にはちょっとしたテクニックが必要だ。というか面倒だ。
昔の日本はB版全盛だったのだろうが、今はA版が主流。役所も裁判所もA版となっている。
個人的にはB版は扱いやすいのだが、仕事でB版を使われるとたいへん困る。
ま、こちらの事情ではあるのだが・・・・。

ようやく 投稿者:スポック  投稿日: 4月24日(土)22時48分37秒

開業登録通知がきた。
これでようやく公認会計士を名乗ることができる。
会計士協会からの説明文によると、いろいろ条件はあるが、税理士業務、司法書士業務、行政書士業務、社会保険労務士業務ができるのだそうだ。
同時に「業際問題を起こすことのないようご留意ください」だと。
つまり他の士業のなわばりを、あからさまに荒らすな、ということですな。
すみわけすみわけ・・・と。
ばれないようにしろと・・・・。
目を付けられないようにしろと・・・・。
いうことですかね。
お国におんぶにだっこの資格ですからね。

DDS? 投稿者:スポック  投稿日: 4月 9日(金)23時54分19秒

きょうの日経朝刊にDDS(デット・デット・スワップ)の記事がでていた。
まDESの変形版というかなんというか、負債を資本に組み入れる代わりに、負債の一部を劣後債権化するというものだ・・・・。
この国は、問題先送りのためには、異常に知能が働くらしい。もうちょっとそれを本業にいかしてくれ。国会議員の年金改革も20年後に先送りだそうだしね。
最近は、ちょっとなんというか、脱力感のあるニュースが多すぎる。

ごろ 投稿者:スポック  投稿日: 4月 9日(金)23時47分24秒

イラクの連合国暫定当局は、略称CPAというのだそうだ。
いやただCPAという三文字に反応してしまっただけなのだが・・・。

景気回復? 投稿者:スポック  投稿日: 4月 6日(火)00時19分14秒

ちまたの報道によると景気が回復してきているそうな。
新聞はこぞって、企業の新規雇用が増えていることを報道する(明るい話題が欲しいのかな)
本当なら喜ばしいことだ。小泉改革が進んでいないことが勝因なのか・・。
最近は2007年問題がやかましい。
団塊の世代が大量定年を迎え、企業は身軽になるとともに、様々なノウハウの流出、労働力の不足に直面するという。
思えば、この世代が一番幸せな世代ですな。戦争はほとんど知らないが、復興の力強さ、高度成長期を体現した。定年前の10年は、つらい日々を送ったかもしれないが、今、会社にしがみついている人たちは、それ相応の退職金をもらえるし・・・。
退職したら、新たな趣味に生きるのか、若者たちのために人肌脱ぐのか、それとも、若者たちの職を奪うのか。

果てしなき道程 投稿者:スポック  投稿日: 4月 5日(月)22時56分50秒

「資格取得が本当のスタートだ」とよく言われるが、真にそれを実感するきょうこのごろ。
これから果てしない実務での勉強がスタートする。
とはいえ仕事をしていると目の前のことをこなすことに集中し、長期的な視点が築きにくい。
また長期の休みをとりたくなるのだが・・・・。もちろんこれから間もなく繁忙期に突入するのだ・・・。

次の課題・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 3月30日(火)00時17分49秒

最近は所得税の勉強をしている。
いやー、企業会計とは別世界だね。
でも新鮮なので、とてもおもしろい、時間がかかることを除けばね・・・。

今年の合格率・・・ 投稿者:スポック  投稿日: 3月30日(火)00時14分40秒

今年の三次試験の合格率は、最終合格/願書提出者 = 62%である。
ここ数年では最高の数字のようだ。
口述試験を受けた者の92%は最終合格している。
まあ、筆記合格すれば、口述はなんとかなる、という数字だろう。
合格者最高年齢は55歳だそうな。すごいですね。

登録に向けて、また本籍地やら法務局やらで、いろんな「登記されていないことの証明書」の交付を受けなければならない。これがまた面倒なんだな。

Spok's Log V 稼動 投稿者:スポック  投稿日: 3月28日(日)01時46分0秒

http://www32.ocn.ne.jp/~spok/
に新たなWEBをアップロードしました。
今後も、時間があるときに気の向くままに更新します。
果たしてどこまでできることやら・・・。

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