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補習所の講師たちがよく雑談でこういっていた「三次試験の過去問をみてびっくりしないでください。ものすごく難しいです。でも、ほとんどの人はできていません。かなり低レベルの争いと思って、おじけずにがんばってください。」


言うまでもないが、三次試験においても過去問を検討することは有効である。過去問は、会計士協会で販売しているし、かなり昔のものは、会計士協会の図書室でコピーできる。LECは早いうちから、過去問の冊子を渡してくれたので助かった(もっとも平成13年度までの分)。聞くところによるとTACが過去問の冊子を渡したのは、かなり直前に近い時期だったとか。それはいかんでしょう。それはそれとして、とにかく早い目に過去問を入手して眺めておくのは重要なことは論を待たない。
私はといえば、真剣に電卓をたたいたのは、分析の数問、平成14年度のキャッシュフローなど会計の数問でした。「本試験でもしこれが出ていたら」という気持ちになって何度か解きました。これで本試験の疑似体験を行いました。監査については、答案構成のみ。税務は改正点がたくさんあるので、ざっと眺めるだけにしておきました。

過去問をみていて思ったのは、「会計の出題傾向が変わってきている」ということだった。3〜4年までは、いわゆる「実務指針の説例の改題」が花盛りだったのだが、平成14年度にいきなりなりを潜めている。これが14年度だけのものなのか、これからも続くのか迷って結局は両方ありうるという方向で勉強せざるをえなかった。今後も、また説例問題系に戻るのか、このまま行くのかは、全くわからない。しかし、
「説例だけをやっておれば大丈夫」というウワサは、あてにしないほうがいい。(説例をやりまくるのは実務には役に立つし、試験にでないわけでもないので説例をやることは重要である)。

その他の傾向はほぼ一定しているといえよう。
もっとも一定しているのは、税務、監査、であり、分析は年によって異なるが、通常、1問はいわゆる財務分析、もう一問は学者が作ったファイナンス系の問題という形だろう。論文はよくわかりません。


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