2007年2月、日本の4大監査法人の一角である「みすず監査法人(旧中央青山監査法人)」が自主解散を決定した。1968年以来、日本の資本市場を支えた名門監査法人に事実上の終止符が打たれた形となった。
本書は、旧中央青山監………題が問われる昨今、少しでも多くの人が本書に触れ、監査業務について関心を持ってもらいたい。
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公認会計士業界と関係することになったのですが、税理士や弁護士と比べ、知識がないので、適当で、かつ、面白そうな本はないかと手に取った本です。
監査を巡る環境が大きく変わる中で、4大監査法人の一角を占めていながら、カネ………単に、難しい試験を受かった人だからといって、世の中、生き残れるとは大間違いですよ。
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自分は、マスコミ、コンサルタントなど、他者に厳しく自分に
甘い存在が大嫌いである。公認会計士も同じである。特に、
旧中央青山の某公認会計士。他企業の経営に対しては、
ぼろかすの批判をしていて、何の思いやりもないと………丹念におっているので、迫力があっ
て、いろいろ考えさせられた、いい本だと思います。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
単に読み物としても面白かったですが、この業界に不案内な私にはかなり勉強になった1冊でした。というのも、旧中央青山監査法人の解散の流れを知る事で、監査とは?会計士の仕事とは?日本版SOX法制定の要因にもなった粉飾事件の中………てはいるものの、あまり本テーマに詳しくない方
・各監査法人の社風?の違いを垣間見たい方
このレビュアーはお薦め度を5としています。
日本の4大監査法人の一つである中央青山監査法人が分裂、その後みすず監査法人が解散するまでの事実を詳細に記載しています。
奥山・片山理事長の記載については、どうやって本人に確認したのかという事実までもが記載されてい………らたに行った人・監査業界を見限った人)について、一冊のまとめて欲しいと思いました。
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カネボウの粉飾決算に加担した公認会計士が所属した中央青山監査法人が、その事件を契機に崩壊していく流れを描かれているのですが、読み進んでいく中で、今日の市場経済において監査法人が大きな意義を持つものとなっていること………ドアの問題、なども織り交ぜてあり、ここ10年の経済界についての概観もなされています。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
業界の名門であった旧中央青山監査法人(みすず監査法人)が解散に至るまでの経過を書いたノンフィクション。同じ業界に勤めている人間にとっては、極めて興味深い事実が描かれている。
日興コーディアルグループの不正会………、会計監査人に「懐疑心」の保持と「正当な注意」の行使が問われていることだけは確かである。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
この書評の本は・・・・・ 監査難民 (講談社BIZ)