本書は大きな話題をよんでいるだけあって内容はとてもよく是非多くの子供達に読んで欲しいと思う。特に、後半の「洪庵のたいまつ」は拝金主義の蔓延している今日の日本人にとって充分示唆に富んでおり、感動した。
また、本書に………せるべき本であるだけに、子供の小遣いで購入することができる価格帯にすべきであろう。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
学問をする中で、過去を振り返り、今の自分を考える。この本から学ぶ時の、この学びのプロセスをすべての勉強に用い、この心のゆとりを持ってやることが、本当の「ゆとり教育」だと私は考える。しかし実際の学校教育はどの科………がっているのではないだろうか。(話が大分それたが、この場をもって書いてみました。)
このレビュアーはお薦め度を5としています。
深い含蓄のある、子供たちへ向けてのメッセージ集。
対談でも司馬さんの言葉は決して難しくないのですが、子供たちに向けたものは、それよりもさらに優しく、短く、いたわりのある、それでいて希望をこめた素晴らしいものに………ます。
一通り著作を読んだ後に、ここにたどりつくと、えもいわれぬ感覚を味わえます。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
短い文章です。簡単な言葉を使っています。
しかし、それでいて内容がとてつもなく深い。
小学生だけではもったいない本です。
私はいとこの子供達やわが子のために、10冊まとめて買いました。
ぜひ大人にも読んで欲しい本………に買って読むべき一冊です。
特に今、日本人が全員おかしくなっている時だからこそです。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
司馬遼太郎がなぜ歴史に目を向け,著作活動をしてきたのか,その原点が本書には示されている。それは,単なる歴史好きという小さなスケールではなく,日本の敗戦を通して見えてきた日本人や人間に対する「なぜ」という問いかけな………世代には,未来を作る力や知恵への活力を持つことを願うメッセージが込められている。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
司馬遼太郎が歴史小説家として私たちに、メッセージを残してくれました。人間は自然に生かされているということを忘れてはいけないことと時代移り変わっても変わらない価値観あり、私たちに自分に厳しく、相手にはやさしくという自己を確立し、次の世代へ培ったものを伝えてほしいと語りかけてきます。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
司馬遼太郎氏が1989年に小学国語の教科書向けに書いた2作品を収録。氏が子どもために書いたものはこの2つのみだという。本書は2001年に刊行されたが、こんな時代に再び注目を浴び、広く読まれるようになったことには………年代では、誰が後々そうしたことの担い手になるのだろう・・・とふと考えを巡らせた。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書は小学生にむけて綴られた書ですが、万人にたいする暖かなものです。
わかりやすい言葉、短い文書なので、10分もあれば読めます。
すぐ出来上がった書のように思っていましたが、
実際は「長編小説を書くほどのエネ………分にきびしく、相手にやさしく。という自己を。
そして、すなおでかしこい自己を 」
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 二十一世紀に生きる君たちへ (併載:洪庵のたいまつ)