公認会計士を目指す者にとっては一度は読んでほしい。 輝かしいイメージばかりがある花形の職種ではあるが、良いところばかりを見てはいけない。 こんな実情があるのを知って欲しいという作者の切実な思いが心に伝わってくる………律の違い、租税の重要性を訴える正に現代版の飯塚毅とも言えるであろう。 必読です。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
ぜひ判決書も掲載して欲しかったと思います。
とりあえず最高裁のHPや著者のHPも見たのですが、見つけられませんでした。
読了直後の感想としては、確かに、検察の取調べの手法、公判準備の手法については、書かれている………
深い断絶があるのではないでしょうか。
判決書を読んでいないので何とも言えませんが。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
本書を読むにあたって、読者各位のレビュー、特にネガティブな評価を下しておられる方々のレビューを読んでから読み始めた。著者が偏った一方的主張をしているのなら、それに流されないようにしようと考えたからである………ら。最高裁が自ら”司法の自爆”に繋がるような判決を下さないことを祈ること切である。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
2004年3月、あずさ監査法人の公認会計士が、東証1部上場企業の害虫駆除会社キャッツの株価操作に絡む粉飾決算事件で逮捕された。被告は、逮捕後190日間の勾留を経て、一審・控訴審において有罪判決を受け、現在は最高裁に上………者、会計関係者だけでなく、一人でも多くの人が手に取って経済犯罪の現実について知って欲しい。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
私自身、事件の舞台である潟Lャッツに16年間勤務していました。事件後、民事再生から転職を余儀なくされました。この本を読むまで、この事件の真相を理解していませんでした。私は著者である細野氏を知っています。加えて細………解説した良書です。加えて、人が人を裁くことの難しさを、この本は教えてくれています。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
本書は衝撃的な内容でした。
これまで常識だと思っていた検察捜査の実態は、実態を見ることのできない世間の常識とは大きく掛け離れていて法制度そのものの意義自体を疑うほどのものでした。
検察官の仕事が、被告人を有罪にす………を暴こうと闘っています。
本書が著者の今後の活躍に少しでも役立つことを願っています。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
驚愕の事実が世の中に公開された。キャッツの株価操縦事件にからみ2004年3月に逮捕された公認会計士による特捜検察との闘争の3年半が綴られている。
第1章の東京地検特捜部のつかみから圧巻である。検察の取調べ手法は常軌を逸………、それを止めることができない日本の司法制度には怒りを通り越して呆れるより他にない。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この物語により一つの犯罪が検察側にどのように立件され、それが法廷でどのように裁かれていくのかが理解できました。そして、職業的な専門家がクライアントとどう向き合って業務提供をしていけばよいのか非常に考えさせられ………いての納得のできる解釈、専門家が行った株価算定の有効性を示してほしいと思います。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 公認会計士vs特捜検察