係争中の刑事裁判で,一審,二審と有罪判決を受けた一方当事者の一方だけの主張を羅列したものです。
一審,二審で「裁判所が認定した事実」すら詳細には記載せず,単に自分の主張に基づく事実を羅列して裁判所や検察を批判して………否定したのは当たり前です。が,これも著者の批判する刑事司法の現実の一つなのでしょう。
このレビュアーはお薦め度を2としています。
この本のタイトルは「公認会計士vs特捜検察」ということで、何か会計の知識がなければ理解できないのではないかという風に思われる人がいると思うが、そんなことは決してない。
著者の細野氏は正義感あふれて曲がった事が大………。
会計の事など何にもわからくても興味深く読める著書の魂のこもった良書である。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
遠い昔、法学部で刑法の理念を学んだことがある。今は法曹界とは関係のないところに身をおいているが、強大な国家権力を背景に国家が人を裁く上での根本的な誤謬のリスクが近代刑法の制度には内在されていたと理解している………。国策捜査には、同義的な責任も刑罰であがなわせようという権力者の暗い心を感じる。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
ここでもまた、恐ろしい日本の司法制度が白日の下になりましたね。
一般の方にとってはにわかには信じ難い事ですが、司法制度の闇は現実に存在します。
筆者も仰っていますが、日本の刑事裁判の有罪率は99.9%。
もはや日本の刑事………れ、国民の安全を国が脅かすことのないように
安心して暮らしていける世の中を切に願います
このレビュアーはお薦め度を4としています。
事件の関係者と出会う(巻き込まれる)きっかけが、当時の著者自身と
勤務先であった監査法人の両方にとっての「挑戦」にあった。
そこで、暴走しがちな、
されど企業家精神旺盛で元気な王国建設者(大友)といかにつきあうか。
………る」
という現実の背後にある統治機構が厳然と存在していることの意義も深く考えてみたい。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
公認会計士を目指す者にとっては一度は読んでほしい。 輝かしいイメージばかりがある花形の職種ではあるが、良いところばかりを見てはいけない。 こんな実情があるのを知って欲しいという作者の切実な思いが心に伝わってくる………律の違い、租税の重要性を訴える正に現代版の飯塚毅とも言えるであろう。 必読です。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
ぜひ判決書も掲載して欲しかったと思います。
とりあえず最高裁のHPや著者のHPも見たのですが、見つけられませんでした。
読了直後の感想としては、確かに、検察の取調べの手法、公判準備の手法については、書かれている………
深い断絶があるのではないでしょうか。
判決書を読んでいないので何とも言えませんが。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
何気なく手に取った本だが、一気に読んでしまった。この本の著者であられる細野祐二氏の
裁判での無罪確定を願わずにはいられない。司法の世界は一般社会には閉ざされていて、その実態はわからない。しかし、この著者の凄まじいま………ないのかもしれない。しかし、人間として、やっていいことと、悪いことがあるはずだ。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 公認会計士vs特捜検察