本書のために、山田さんは「禁じられた数字」というキーワードを作りました。
「禁じられた数字」の定義は、
「事実なのだろうけれど人の判断を惑わせる数字」
ということです。
この定義を具体化するため、山田さ………」と表紙見返しに書いてあります。
忙しい方には、下巻の本書だけでもお勧めです。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
上下巻あわせてよむことをお勧めするが下巻のほうが断然面白い。会計士なのに会計信仰批判しているのは愉快。そんなことができるのも文学部出身で会計の世界しか知らない人とは違う視点を持っているからだろう。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
山田氏が「食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉」のなかで、「分析は比較して考えろ」とあったので、ここでは「地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」」と比較して考えてみる。まず、地頭力より………帯に書いてある「数字に騙されない「考える力」を身につける」のほうではないだろうか。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
山田真哉さんの最新作。「食い逃げされてもバイトは雇うな」の続きになります。大きく分けると3つのパートになっていて、序盤は、禁じられた数字についての解説。この部分は、期待通りと言いますか、平凡かも知れません。中………して読むと、このシリーズが、数字に騙されない思考力を鍛える本であったと気がつきます。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
医師ならば医学・医療の限界を痛感しているので、「あまり医療に頼らない方がよいですよ」というような事を言い出したり、そうした内容の本を出す医師も実際に多い。弁護士も「あまり法律で割り切ろうとしないほうが良い………まり感じられないように私には思える。出版社の方針なのか?、編集者の意見なのか?
このレビュアーはお薦め度を3としています。
この本の目的として、著者が挙げているのは二つ。
数字に惑わされず考える力を鍛えることと
会計に対する誤解を解くことです。
まず「禁じられた数字」、すなわち
結論ありきで「作られた数字」、
関係がないのにありそうに見せ………た。
会計も数字も苦手ですが、具体的な説明に
なんとなくでもわかった気になれました。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
上巻をすでに読んでおり、続きが気になったので手に取った。
さおだけやに始まり、会計から入ったシリーズだが、
最終的には数字以外のことを多く学んだような気がする。
上巻では、数字のみにスポットをあて、そこから見………」の冒頭らしいので、
会計を楽しんで学習するために、そちらも読んでみようかと思う。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
本書(下巻)の評価は、読む人によって異なると思います。
というのも、『食い逃げの多いラーメン屋の店主』は、バイトを「雇う」か、
「雇わない」かを、
・上巻では、会計的な行動で「雇わない」と判断し
・下巻では、非会計的………う。
とは言っても、かた苦しく読まなければ、充分楽しめるのではないかと思います。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
この書評の本は・・・・・ 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)