「原理原則貫き通す」筆者の感性から、総じて会計研究者の視点をはるかに超え、管理会計の本質を突いています。
組織内の競争と経営の全体目標を統合し、組織文化と管理会計を融合するソリューションと言えます。
本書の内容は………研究の成果であり、稲盛氏の経営哲学、経営理念をより広く包含した内容になっています。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
初めて稲盛さんの本を読んだのであれば、もう少し星の数も増えたと思うのですが、「実学」や「高収益企業のつくり方」などを読んでいるのであれば、若干物足りなさが残るのではないでしょうか。
アメーバ経営の難しさ………。
けれども、初めて読むのであれば、アメーバ経営の概要がよくわかる本だと思います。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
ボクは、本の中身を創作する上で重要な人間が二人はいると思う。一人は著者で、もう一人は編集者である。
著者が伝えるべき内容を持っていたとしても、必ずしもそれを上手く伝える文章が書けるとは限らない。それを補………もう少し内容を整理すれば、もっと分かりやすくなると思うし、半分の厚さになると思う。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
→京セラ、第二電電(現KDDI)を設立し、ここまで大きくした人だけに
その言葉に説得力があります
「アメーバ」と名づけられた小集団の凄さも..
→単なる偶然の積み重ねで、この成功を築いたのではなく
組織に働く人………は、会社経営を行うだけでなく、
人生を歩む上でも 十分に役に立つような気がします..
このレビュアーはお薦め度を5としています。
いわば、硬直的な組織ではなく柔軟な組織、固定的な組織ではなく自律的な組織、自らトライアル・アンド・エラーができない組織とできる組織の違いを明確に浮き彫りにしている。情報化の飛躍的な伸展の中で、一部の組織や人間だけに………必要となっている。これを本書は、具体的な事例をもとに、説得力ある論を展開している。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
著書の代名詞ともなっている「アメーバ経営」の真髄をまとめた書。京セラ幹部に対して著者が行なった「アメーバ経営講義」の内容を凝縮したものということで、簡潔ながらも非常に分かりやすい内容。
実際の企業活動を通じ………。
しかし、著者のような経営者の下で働く従業員は幸せなのだろうかと感じたのも事実。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
最近の稲盛さんは思想的な要素が強いですが、この本では「経営者」の本領がいかんなく発揮されています。組織を小さく分けて、そのメンバーが自覚と責任を持って働けば、生き生きとした職場になる。仕事は命令を受けてやる………ダーを育てる
のところが参考になりました。含蓄のある文章が随所に見受けられます。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
これまであまり表に出ていなかった「アメーバ経営」について書かれており「ようやくどんなものかを知ることが出来る」と喜んで購入しました。この経営の前提にあるもの「信頼」「哲学」「理念」「志」はよいと思います。………とです。対立の構図を助長するこのやり方は、社内の雰囲気は確実に悪くなるでしょうから。
このレビュアーはお薦め度を3としています。
この書評の本は・・・・・ アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役