銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎の書評

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1 壮大な知的冒険  2 point獲得のBEST書評  支持率 100.05 %

なぜユーラシア大陸の文明が栄え、アメリカ大陸(ネイティブアメリカン)の文明を滅ぼしたのか。 そのキーワードとなるのが銃・病原菌・鉄である。 ではなぜユーラシア大陸でそれらが発展し、アメリカ大陸では独自に発展しな………ていると言われている。 この本こそまさにそれであり、新しい時代を切り開く良書である。

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2 圧倒される知の冒険  16 point獲得のBEST書評  支持率 94.14 %

 高校時代に学んだ世界史の教科書の冒頭には必ず「四大文明は全て大河のそばで発展した。これは治水灌漑が大規模な土木工事を必要とし、それには複雑な政治形態を持つ大集団がなければならなかったから」といった説明がなされ………的な実例に基づく理論は非常に説得力を持つ。上下巻の大著だが知的興奮を約束する良書。 

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3 もっと早く読めばよかった・・・  44 point獲得のBEST書評  支持率 89.84 %

アステカやインカ帝国がヨーロッパ人に征服されたという歴史的な事実は有名だけれども、なぜその逆では無かったのか、と考えた人はあんまりいないと思う。 つまり、なぜインカ帝国の方がヨーロッパを征服することにな………い込んでいたりする人は、是非一度読んで欲しい。 ☆200個つけても足りない・・・

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4 科学的な視点から  8 point獲得のBEST書評  支持率 88.94 %

今まで読んだノンフィクション本の中でも、最高の本だった。歴史の積み重ねとして生まれた現在を、今度は逆にさかのぼっていき、歴史の根源を探っている。この本以外にも、Third Chimpanzeeなど、非常に面白い本を書いてい………て楽しいのはもちろん、読み終わった後に、ひとつ賢くなった、と満足感を覚える本だった。

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5 文明発展の背景を解き明かす力作  20 point獲得のBEST書評  支持率 87.04 %

インカ皇帝は何故ピサロ率いるたった168人のスペイン部隊に敗れてしまったのか。また、そもそも何故、アメリカ大陸を征服したのは旧大陸(ユーラシア大陸)のヨーロッパ人で、その逆ではなかったのか。オーストラリア原住民………が、本書に関しては読後に知識欲が満たされた充実感があり、大ヒットな一冊であった。

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6 すごい本  15 point獲得のBEST書評  支持率 83.34 %

世界の富が今のように偏って存在するようになったのはなぜか? 支配する人と支配される人にわかれてしまった原因はなんなのか? そのような壮大な問いに答えを提供しようとしている、すごい本だ。 かといって小難しい話ばか………いことを知ってしまった・・・!」 みたいな錯覚(?)が味わえます(笑) おすすめです。

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7 優しげで残酷な、、  12 point獲得のBEST書評  支持率 80.04 %

 著者は「世界のさまざまな民族がそれぞれに異なる歴史の経路をたどったのはなぜか?」という問いとその答えの追求は、西欧中心主義からでも文明礼賛からでも支配の正当化のためでもなく、あくまでも人類の歴史の理解のためだという………かに厳しい運命として現代社会で被支配的な地位にある人たちの前に立ちはだかっている。  

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8 世界の歴史を考える際の必修の書  4 point獲得のBEST書評  支持率 80.04 %

著者はアメリカ大陸とユーラシア大陸で文明の格差が発生した根本的な原因は大陸の長軸の方向の違いだと言う。文明の発達過程において、植物栽培や家畜飼育が人口を増加させ余剰生産物を生み、そこに技術や文化が発生し、情報………。原著は1冊であるが、日本語翻訳版でも1冊にまとめるぐらいの長さにしてほしかった。

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この書評の本は・・・・・ 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎