著者は27歳で京セラを創業された。技術者である著者は製品開発、生産、マーケティングはなんとかできると思ったそうだが、経理は全くの素人であったという。 全くの素人であったので、素朴な疑問から解き明かし、まるで子供………てその理解を助けてくれると言う意味で、派手さはないけれど、地に足が着いた良書でした。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
会計というものは単なる数字のマジックではない。そこで働く人々の努力の結果であるべきだと問い掛けてくれる。飛行機のコックピットにある各メーターが、飛行の状態が安定しているか危険な状態にあるかを示してくれるよう………ても勉強になる本でした。基本を忘れかけた頃に読み返してみるといいかもしれません。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
会計学の重要性を説いたすばらしい本だ。 実物の物とお金が伝票と一対一で対応して いなければならないという至極当たり前の 経営の常識を説いているが、これが実際の現場で いかに実行するか、いや実行させるように 環境を整え………すばらしい。とにかく 経営の原則、特に会計学の原則を説いたこの書物を 読む価値はある。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
絶対に一読の価値あり。会計に対する考え方というよりも、氏の経営に対する考え方、もしくは人生・生き方のポリシーのようなものが書かれている。それを会計に照らし合わせたのが本書の内容である、と私は理解した。経営者でなくても、一般のビジネスマンが仕事にどのような姿勢で臨むべきかを学べるのではないか。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
会計は経営の計器盤である。企業会計原則とはことなる稲盛氏独自の経営の視点から見た会計原則がなかなか参考になる。なかなか面白いのですが、会計初心者で純粋に勉強したい方にはもっと専門的な本を読むことをお勧めします………ち残るための本当のキャッシュフロー経営 実日ビジネス田村 繁和 (著), 小長谷 敦子 (著)
このレビュアーはお薦め度を4としています。
京セラの創始者、稲盛和夫の「哲学」を会計の面から理解できる一冊。会計は、経理や会計士の仕事だ、と思っている経営者は少なくないという。サラリーマンであればなおのこと。なぜ会計の知識が必要なのか? 会計や経理の………まれた「実学」なのだ。稲盛氏の経営者としての強さ、潔さ、志の高さを垣間見られる良書。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
企業経営に際して、どのように会計を管理・把握して
意思決定を行っていけばよいか、稲盛哲学の根本である
「人間として正しい判断」を基準に、その解決方法を
唱えられている。
自分は、会計の知識ゼロであったが、
非常に理………がちな現代の企業人にとっては、
読んでよかったと思わせてくれる著書であった。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
会計を通し、企業倫理や経営哲学を説いた本。
だが企業倫理や経営哲学だけでなく、
その根底には人としての生き方をも説いていると感じた。
一度は読んでおきたい本であり、
哲学として、働く考え方として、
何かに負けそうな時に読みたい本だ。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 稲盛和夫の実学―経営と会計