著者は27歳で京セラを創業された。技術者である著者は製品開発、生産、マーケティングはなんとかできると思ったそうだが、経理は全くの素人であったという。 全くの素人であったので、素朴な疑問から解き明かし、まるで子供………てその理解を助けてくれると言う意味で、派手さはないけれど、地に足が着いた良書でした。
このレビュアーはお薦め度を4としています。
寿命の短いビジネス書でも、本書は何十年でも読んで損のない名著でしょう。最新の経営理論や、学者の考える財務理論が、全てここでは「ごく自然に」実践されています。それはすなわち、才能あふれる著者が、現場で真摯に………競争の最前線にいる人達の生きたノウハウを知るのが、最良の経営学ではないでしょうか?
このレビュアーはお薦め度を5としています。
稲盛和夫さんの魅力に、やられました。
本書の目的は、おそらく筆者がこれまでに培った経営手法を紹介するもので、
その通り重要なキーワードがいくつか登場します。
原理原則に基づき、本質を見極め、人間として何が正し………むことができます。
絶対おすすめです。アメーバ経営の前に読むことをおすすめします。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
文章を書く上での、第三者に何を訴えたいかが明確に書かれている。実学である。稲盛和夫氏は、世界的大企業、京セラおよびKDDIの創業者として知られている。ではなぜそれらの企業が成功したのかと言えば、実学に力を入れていた………しかし、稲盛氏自身は、技術と経営・会計を一人で担当しているところが凄いところである。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
初版(1998年)から10年の月日が経っても、その魅力が朽ちることの無い会計学の名著。
京セラが、地方の零細企業から、現在の地位を獲得するまでの過程で、常識に迎合すること無く、自らの頭で本質を考え、「会計」と格………道されている現在、一人でも多くの人が本書に触れて、会計の意義について再考して欲しい。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
会計というものは単なる数字のマジックではない。そこで働く人々の努力の結果であるべきだと問い掛けてくれる。飛行機のコックピットにある各メーターが、飛行の状態が安定しているか危険な状態にあるかを示してくれるよう………ても勉強になる本でした。基本を忘れかけた頃に読み返してみるといいかもしれません。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
”バナナの叩き売り”がたとえ話に出てきます。これはこの本の内容のうち財務に深く関係する部分です。知っている方でも、知らない方でもすごく面白い内容です。税金と資金。キャッシュフロー。税務会計と企業会計の矛盾。な………仕事の結果=能力×熱意×考え方”というのが座右の銘というかとても大切にする方程式です。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この本には、いくつかのポイントを含んでいるが、一番面白かったのは、実際の取引の流れと伝票をあわせるというところだ。なかなか簿記の本でも読まないと伝票の話なんかは書いていないため、ついつい伝票処理を軽視しがちであ………進まない。そんな最近の私の実感にこの本の主張はとてもフィットした。 お勧めである。
このレビュアーはお薦め度を5としています。
この書評の本は・・・・・ 稲盛和夫の実学―経営と会計